4月から健康診断で高血圧で病院にかかりなさいと言う勧奨の定義がこれまでの収縮期圧(SP)140mmHg、拡張期圧(DP)90mmHgが、SP160mmHg,DP100mmHgに変更になります。これはとても大事なことで、これまで、コマーシャルで130mmHg超えたら高血圧と言うような風潮があり、年齢を加味せずに、一律にやられてきました。年齢が上がれば、多少の血管抵抗がでますので、血圧が上がるのは当然ですし、血圧はちょっとしたことで上がります。例えば、白衣高血圧のように、自宅では低くても、病院に来ると血圧が上がる場合があります。これらも含めてあまりにも安易に高血圧の病名をつけ、降圧剤をだしていましたので、薬による副作用、眼科においては、低血圧により、末梢へ十分血流が流れないために、視神経周辺の網膜血管密度が下がり、正常眼圧緑内障になっている場合が多いのです。

これまでも、警鐘を鳴らしていたように、低血圧の人に正常眼圧緑内障が多く、高血圧の人に高眼圧の開放隅角緑内障が多いのです。ところが、正常眼圧緑内障の人の18%が降圧剤を飲み、70歳~80歳の高齢者で内服前にSP血圧が130~140mmHgで内服後、SP110~120mmHg, DP60~70mmHgの人がいかに多いことか、私は医原性の低血圧であり、医原性の正常眼圧緑内障(NTG)だと思っています。これらが、4月以降の改正でどの程度補正されるか楽しみです。これまでも高齢者のNTGの人には降圧剤を減らしてもらうように、紹介状を書いてきましたが、眼科医が何を言っていると、返事のない先生もいらっしぃました。

日本の血圧に対する感覚がこれまでおかしかったのです。