本日の、午前で2023年の診療全て終了しました。

セントラルアイクリニックに通院してくださいました患者様ありがとうございます。

 当院は地域医療の担い手(結膜炎、霰粒腫、翼状片、斜視弱視の治療、色覚検査)であるとともに、先端医療(LASIK,多焦点眼内レンズ、オルソケラトロジー、硝子体YAGレーザー)を行い、保険手術も白内障、緑内障、眼瞼手術、網膜硝子体手術を全て日帰り手術でやっています。2021年5月からは高濃度水素・酸素混合ガス吸入により正常眼圧緑内障を血流の改善により視野改善させたり、黄斑浮腫の治療、脳神経麻痺の治療、その他の眼科疾患の治療にも水素を利用しております。水素治療に関しては眼科領域で最初の試みであることより、東京、大阪など各地から患者様がいらっしぃます。

効果を検討するために、水素吸入30分前後にOCTAによる網膜血管密度を測定して、前後で数値的に上昇しているか、カラーマッピングで寒色系が暖色系に変化しているかで効果を判定しており、効果がある人に対して週1回30分吸入(1回2000円)を勧めるか、自宅でリース又は購入していただき就寝時に吸入をしていただきますと、5時間以上吸入で15時間血中水素濃度が高いことがマウスの実験でわかっています。

3か月以上吸入を続けると正常眼の血流と同じようになり、6か月以上続けると網膜視野感度が上昇しています。緑内障は良くならないという定説を覆すものですし、これまで、緑内障の定義そのものが眼圧のみを基準として、血流も考えるべきであると思います。正常眼圧緑内障の7割は低血圧、眼圧の高いPOAGは、高血圧が7割です。高齢者で血圧が正常だった方が、内科で80歳の方がBP138/70mmHgの人が降圧剤で110/52mmHgでNTGになっていることもあります。拡張期圧-眼圧が50を割ると視野は急速に悪化します。内科と眼科が話し合う機会が必要です。

昨日、今日と遠方の方が検査に来て吸入前後で血流改善した方にはあおり、毎週の通院が無理の方には可能であればリースや購入をお願いしていますが、高価のため、心苦しいところがあります。遠方の方は皆さん、低血圧、NTG,水素吸入前後の視神経乳頭周辺の血流改善を認めますので、わざわざ、来ていただいた意味があるのでうれしいです。