本日の、午前で学会終了しました。今、山田たかおさんの司会で【焦点】(笑点)を大喜利として市民公開講座をやっています。白内障、緑内障、加齢黄斑変性、近視、ドライアイをそれぞれの専門の眼科教授が病気の説明をして、その後、それぞれの病気を題材に大喜利をしています。
一般的な話をしますので啓蒙としてはとても良いことだと思います。しかし、正常眼圧緑内障の治療として眼圧を下げるというこれまでの治療では、緑内障の進行を防ぐことはできないと思います。正常眼圧緑内障の病態は血圧が低いことにより、眼球まで十分な血流が行かないことが問題で、眼血流を増やすことが大事だと思います。
拡張期圧を上げるのは難しいですが、内科で過剰な降圧剤が出ていないかどうかが大事になります。130超えたら高血圧というのは、間違いだと思います。年齢が増すと、当然のことながら血管抵抗が増え、血圧は上がります。年齢別の正常値が必要です。80歳や90歳の人の血圧を130mmHgに下げるのはおかしなことです。特に拡張期圧が低すぎるのが問題です。拡張期圧-眼圧の値が50を割ると急速に視野が悪くなります。まず、血圧を低すぎない値にするために、内科の先生と相談することが大事です。
血流が悪いところにはヒドロキシラジカル(悪玉活性酸素)がたくさんありますので、ヒドロキシラジカルを減らすことが治療になります。そのためには、鼻カニューラによる高濃度水素の吸入が一番効果があります。
正常眼圧緑内障は視神経周辺の血流が悪く高濃度水素を30分間吸入するとOCTAで前後を観察すると明らかに血流が改善しています。勿論、この血流の増加は2~3時間経過すると元に戻りますが、夜間就寝時に吸入すると3か月の時点では正常眼と同じような血流になります。緑内障は治らないと言われますが、この治療を続けると、網膜感度が上昇します。
是非、正常眼圧緑内障の治療として高濃度水素吸入と、血圧のコントロールを心がけましょう。
