眼光学学会の基調講演は有機EL照明の研究最前線~目に優しく、睡眠の質向上、診断用の照明に活用~でした。

山形大学工学部 城戸淳二 卓越研究教授は1993年世界初の白色有機ELの開発に成功し、高性能化して2011年照明用有機ELパネルの生産を開始、白色とカラーフィルターを用いた大型有機ELテレビの基盤技術も開発しました。その研究最前線で今も、働かれていますが、

今、日本では有機ELは生産されていないということを初めて知り衝撃を受けました。何故なら、日本の白物家電メーカーは力を失い、韓国のサムスンなど2社がほとんど生産しているそうです。

有機ELの1生産ラインは5000億かかるそうです。

 今、研究しているのは日本で生産ラインがつくれるように、3Dディスプレイを用いて生産ラインをつくることだそうです。それにより、500億円ぐらいで生産ラインがつくれ、日本で生産した有意ELパネルを用いた、大型TVや照明装置を日本で生産できるそうです。

 ELは黒色がきれいで、太陽光の自然な光と同じですので、医療部門で患者の皮膚の色などよくわかります。LEDとELで比較すると色の見え方、影の付き方全く違います。T Vのディスプレイでも色の違いは明らかでLEDは横から見ると映像がぼけるのに対してELは横から見ても正面から見ても同じです。また、LEDは紫外線などがたくさん出ているので、睡眠の質に対しても非常に良くないのに対してEL照明は睡眠の質が上がるという論文が多く出ています。

有機EL照明は高いのですが、薄くて、曲げることもでき、3Dディスプレイノ生産ラインで大量に安くできれば、全ての照明が有機EL照明になるのも間違いないと思います。

 山形は有機ELだけでなく半導体の生産も多く、、眼科医医療機器の代表であるOCT,OCTAの生産拠点は山形のようです。

産学共同も盛んで、日本の発信基地になる能力のある県だと思いました。