11月23日3年ぶりに対面での社保集団指導講習会及び医療安全説明会が開催されました。

 集団指導、集団的個別指導、個別指導の説明は集団的個別指導は1件当たりの平均点数が高い保険医療機関(上位8%)、個別指導は上位4%が選ばれます。手術が中心の施設は平均点数が高くなります。

 当院も10年ほど前に上位4%に入り、個別指導になったことがあります。カルテを30人ほど用意させられとくに、20名は1週間前に、10名は前日に名前が明かされ、全てのカルテ、売り上げ伝票などの膨大な資料を持参します。カルテとレセプトに齟齬がないかどうか、会計,日計表、領収書との対比、保険と自費の区別、一部負担金を受領しているかどうかなどが、調べられます。

 指導医務官と事務官が2時間にわたり、根掘り葉掘りカルテの記述などについて聞き、問題があると1年間の全てのカルテにわたって、自主点検し、該当する診療報酬を全て返還させられます。

問題は、高得点の注射などが問題になります。

 眼科的な病名と全身的病名では、眼科で全身的な病名があると、カルテ上にその記載がどこまで突っ込んで書かれているかが焦点になります。また、書かれていたとしても、それを証明する検査がおこなってあるかどうかが焦点になりますので、眼科の場合、眼科病名以外では、やはり無理になります。

 膨大な返戻をさせられたので、本当は眼科の病気に使いたい薬剤も、内科や、外科に紹介して点滴などをやっていただくようになりました。

 その頃は、弁護士の帯同は許されませんでしたが、現在は、帯同してもよいようになったようです。言葉尻をとらえられますので、余分なことは言わないようにしないといけません。本当に細かいところまで書き方まで指導されますので大変です。

 ここ、2年。3年はコロナの感染で個別指導はおこなわれなかったようですが、令和6年からは復活するようです。コロナ治療で売り上げが増えた施設も対象になりますので、どこで、区別をするのかは令和5年に通達が出るようです。診療報酬改定は、眼科にはほとんど関係がなく、新型コロナウィルス感染症に関する特例も、要件が少し変わりますが、令和5年3月迄続くそうです。

 オンライン資格や電子処方箋などの今後のスケジュールも発表されましたが、実際できるのでしょうか?

 医療安全関連事業は、医療事故に対するセーフテイネットワークです。

 コロナ情報は、今後も、ワクチンを5回、6回と打ってくださいとのことですが、オミクロン株になってから、重症化や死亡率は大幅に低下しており、入院はほぼ軽症のみ、もちろん、数が多いのである一定数は重症化や死亡する人もいますが、他の疾患と比べ、特段多いわけでなく、重症化予防ということで、ワクチンを打ち続けていますが、少なくとも、子供に打つ必要はなく、心配な人は打てばよいと思います。重症化予防には、3回目のワクチンまでで、本来それ以上は必要ないようにデータをみると思われますが、あくまでも接種を続けたほうが良いのか、私には判断できません。