9月4日、5日と京都産業会館ホールで第57回 日本眼光学学会総会が開催されました。7月下旬に感染減少によりハイブリッド開催になったのですが、京都府も緊急事態宣言が発令されたため、リモートになりました。

 今回はテーマが「屈折と視力を理解する」でシンポジウムは「視力を再考する「」と「屈折を再考する」でした。

 視力と屈折は眼科の基本ですが、大学できちんと教えていないのが現状です。その理由は大学の教授が白内障手術の専門家、硝子体手術の専門家、緑内障の専門家、角膜の専門家ばかりで、屈折調節の専門家が誰もいなくなったのが原因です。

 屈折矯正教育セミナーも眼鏡、コンタクトレンズ、屈折矯正手術の3本立てで、私は屈折矯正教育セミナー3の屈折矯正手術のスタンダードの座長と「屈折矯正手術の歴史」を講演しました。

 セミナーの中でみなとみらいアイクリニックの荒井宏幸先生が「屈折矯正手術の未来」の講演の中で現在も世界の屈折矯正手術の85%がLASIKやPRKであるという事実と今後も屈折矯正手術は年率3%~9%増えてゆくという予測がでているということです。  

 日本では2008年以降LASIK,PRKは極端に減少していますが、これは日本だけの話で人口当たりのLASIK,PRKの数が欧米、中国、韓国、どこと比較しても日本だけが極端に少ないことがわかります。日本という国はマスコミによる偏向した極端な論調に、傾きやすいことがよくわかります。

 どう考えてもICLより、LASIK,PRKが優れていることは明白で、その事実を理解できない眼科医がいかに多いことが問題です。

 自分の眼で見て経験して結論を出すべきです。噂だけで断定してしまうのは今のコロナに対する考え方と同じものを感じます。

 ともかく、大学で屈折調節を教えない、教えられない。屈折矯正手術を教えない、教えられない偏った大学眼科の限界を見る気がします。