2月28日で関東圏以外の緊急事態宣言が解除されました。我々、開業医にとっても4月と2月の緊急事態宣言は、大変な事態でした。患者数は3割以上減、手術は60%減、売り上げは50%以上減少で4月~本年2月まで、未だに赤字が続いています。

 眼科手術は、ほとんどいなくなりました。回復まで、あと3か月を要すると思います。

 ここで、スペイン風邪の流行と新型コロナの状況を比較してみると、面白いほどの一致があります。

 スペイン風邪は3年間続いたとありますが、大きな波は1918年11月と1920年1月の2回です。1回目は若年者が多く、致死率は低く、2回目は高齢者が多く致死率が上昇しました。2回目の感染はウィルスの型が変わったと言われています。また、1回目感染者が多かったところは2回目が少なく、1回目が少なかったところは2回目に大きな波が来ています。100年前は今ほど世界とつながっていませんでしたが、半年で世界中に広がりました。現在は、どれほど検疫を行っても、1~2か月で世界中に広がっていたと思われています。実際には中国では2018年には新型コロナウイルスが存在し、変異を繰り返し、2019年の11月頃から人から人への感染が広がったものと思われます。その後の世界中への拡散は、検疫の状態、公衆衛生の考え方、日常生活の仕方によって、変異の状況により、感染者数が変わったと思いますが、根本的には同じことなのだと思います。新型コロナの世界的流行は、WHO,ジョンズホプキンス大学の世界の国々の感染者数の変遷をみてみると、強力な、対策がされていたところと、されていなかったところで、差はあるものの、中国を除いて第1波が2月~4月、第2波が昨年の12月から今年の1月がピークと思います。昨年夏と、2月後半から世界中で感染者数は激減しています。イギリスと南アフリカの変異株で第3波が起こると言っている人がいますが、そうであれば、日々の感染者数がイギリスと南アフリカで激減していることをどう説明するのでしょうか?

 もちろん、ワクチン接種が必要ないというのではなく、あらゆる予想もつかないことを想定する必要がありますので、ワクチン接種は強力に進めるべきではあると思いますが、世界中のコロナ感染者数を国別にリサーチしてみると、今後も減少してくることは明らかです。

 第2波が1波より大きかったのは日本が第1波で効果的な対策をしたことと、公衆衛生の概念がしっかりしていたこと、マスクの着用が受け入れられたこと、自粛に対する考え方もおおきかったですが、さすがに、1年以上続けることは不可能なことと、感染者数が少なすぎたこと、また、第2波そのものが、ウィルスの型が変わったことが世界的に感染者数が増えた最大の理由と思います。

 いつまでも緊急事態宣言をすることは、経済的なダメージが大きすぎます。

 マスク、手洗い、うがい、3密をさければ、小人数の会食、夜の飲食、対面の授業、通常の営業、スポーツ、オリンピック開催も問題ないと思います。日常生活を戻しましょう。