眼科手術は日進月歩です。白内障手術は水晶体全摘手術~水晶体嚢外手術~超音波乳化吸引術~眼内レンズ挿入術~フェムトセカンドレーザーによる白内障手術とどんどん変わってきました。硝子体手術もも機械の進歩により、それほど、危ない手術ではなくなり、3ポートから、シャンデリア照明に、網膜を伸ばすため、網膜切開、air,SF6ガス、C3F8ガス、シリコンオイルなど充填術と内容もどんどんかわり、最近は抗VEGF抗体の硝子体内注射で新生血管の減少や、黄斑浮腫も消失するようになりました。

 手術時間も最初3~4時間かかっていたものが、30分から1時間に短縮されました。ガス注入や抗VEGF抗体の注射であれば、1分で終わってしまいます。緑内障も低侵襲の小切開手術になり、ほとんどの手術は日帰りで、点眼麻酔になりました。

 全て良い方向にいっているように思えますが、実際はそうではありません。皆保険からゆくと、実際にかかる費用を抽出することができません。また、自費診療と保険診療を同時に行うこともできませんので、そうすると、医師が自己負担で手術をしないといけないのが現実です。また、新しい機器は検査機器、手術機器ともに高額です。それをpayするにはものすごい症例を行わなくては無理です。そうすると、機械を買えないということもありえます。特に医療は消費税がかかりませんが、機械の購入や薬剤の購入には、消費税がかかります。保険の点数は手技料はほとんど点数がありませんので、検査や薬の費用で補わなくてはなりませんが、消費税で数点保険点数が上がっても、機械や薬剤を飼うための2%の上昇分は控除できませんので、実際には赤字になっています。

 医療を消費税0にするなら、0%消費税にして、医者も購入費用の控除ができるようにならないと、医療がたちゆかぬようになります。3%、5%、8%、10%と消費税が上がるたびに、実質状、利益が減少します。医は仁術ではありません。医療費にも同じ消費税をつけるか、0%消費税を認めるか、政治的な決断をお願いしたいところです。