赤ちゃんで、よく泣いていないのに涙が出ている子がいますよね。それは、目がしらにある涙点から涙が入り、涙小管、涙嚢、鼻涙管を通って、鼻の奥に涙を排出する涙道のどこかが詰まって流れなくなり、涙がでます。大抵は鼻涙管が詰まっています。

赤ちゃんの多くは先天性鼻涙管閉塞が多いのです。自然治癒が90%と頻度が高いので、6カ月以内であれば、放置してもよいのですが、お母さんが心配してよく来院します。鼻涙管には薄い膜のような弁があり、それがくっついて涙がながれないだけです。

ですから、放置した場合に、炎症が起きるのが嫌ですので、ブジーを用いて弁を圧迫して、涙が流れるようにします。それをやると、すぐに涙が流れて涙は出なくなります。もちろん、泣いた時の涙はでますよ。

 後天性で大人の場合には鼻の疾患や腫瘍が原因のことがあるので、きちんと調べて、その原因治療をしないといけません。

流れが悪い時には、涙管チューブ挿入術や涙嚢鼻腔吻合術のような本格的手術が必要なことがあります。