以前から、急性緑内障の発作は、よくクモ膜下出血の痛みと間違言われるほど痛いといわれています。眼痛ですが、当人にとっては、目の痛みなのか、頭の痛みなのかは、なかなか判断できず、脳外科に運び込まれ頭のCTやMRIを撮影され、何も異常がなく、頭ではないようですね。

 ということで、初めて、目が充血していることに気付かれ、よく見ると、散瞳して角膜が白いことでおかしいということで、眼科へ搬送されるということは、たまにあります。なかなか、他の科の疾患は解らないものです。

 以前はダイアモックスの点滴をして、眼圧を下げて、レーザー虹彩切除をして隅角を広げて治療するというのが、ルーチンでした。

 現在でも医師国家試験の問題に出ていますが、実際にはそれをやっても、水晶体が白内障がすすみ、また膨らんで、閉塞しますので、最初から水晶体切除をして眼内レンズ挿入するのが、正しい治療法です。

 遠視が強く隅角が狭い人は、眼圧が高くなくても予防的に水晶体をとった方が安全です。正視や近視でじゃ急性緑内障を起こすことはほとんどありません。それは、隅角が広いからです。狭隅角は、遠視です。ですから、遠視の人で隅角が狭い人は少しでも白内障がでてきたら、白内障手術を勧めます。

私もここ10年以上レーザーによる虹彩切除はやったことがありません。