角膜の厚みは日本人の平均で500~550ミクロン、で上皮が50μ、ほとんどが実質で、一番内側の数μが角膜内皮細胞です。角膜内皮細胞は数が増えることがなく、手術や年齢、眼科的疾患で徐々に減少します。

 正常な人の角膜内皮細胞数は2500~3000個/m㎡で、以前は白内障手術でも10%以上の角膜内皮細胞数の減少があり、数が1000個を超えると手術ができないといわれていました。なぜならば、角膜内皮細胞数が500~700ぐらいで水疱性角膜になり、角膜が濁って角膜移植が必要になるといわれたものです。

 現在の白内障手術の減少率は数%で問題にならないものですが。これは手術の熟練具合で異なります。よく手術時間が短いことが、時間が短くて手術が荒いと言われますが、実際には手術時間が短いほど炎症は少なく、内皮細胞数の減少も抑えることができます。最近の粘弾丗物質の進歩のお陰で手術が下手で時間がかかっても、内皮細胞が減少しなくなっただけです。

ただ、今一番問題になっているのがカラーコンタクトレンズ(CCL)とソフトコンタクトレンズ(SCL)による角膜内皮細胞数の減少です。

 CCLを1年間装用すると10%以上減少しますし、SCL10年でも同じように減少します。ですから、CL装用者は必ず1年に1回は角膜内皮細胞数を測定すべきでdすが、いわゆるコンタクトレンズ専門店といわれるところには、測定する機械がありませんし、CL装用による角膜内皮細胞数測定は保険点数が認められ低下ませんので、ほとんどの眼科も測定しません。

 セントラルアイクリニックでは、CL装用者には初診時と数年に一度検査を行っていて、内皮細胞数が2500未満になるとSCLの装用時間を減らしたり、止めた方がよいという話をします。CCLに関しては,、すぐにCCLを中止させ、別のタイプSCLへの変更を指示します。角膜内皮細胞数はとても有用な検査です。