移植でほぼ100%接着するのが角膜移植です。なぜなら、角膜には血管がないので、免疫反応がおこりにくいからです。もちろん、提供者がお亡くなりになってから、摘出する心臓死でよいのは、角膜と腎臓だけです。

 アイバンクは各県に一つづつあり、東京は別ですが、大抵は大学が1校の場合、その大学に、大学が複数ある場合はアイバンク協会があり、大学と、2次病院でお亡くなりになったという連絡を受けると、24時間体制で取りに行きます。

 角膜移植の待ちが以前は非常に多かったのですが、最近は海外からの移植角膜を輸入し、日程が決まった状態で手術をすることが多く、待機がない場合は保存角膜にして、外傷や、角膜軟化症、円錐角膜の移植治療に使ったりします。

 眼科医はほとんどの人がアイバンク協会に資金を供与し、運営がうまくいくようお手伝いしています。ライオンズクラブやロータリークラブの方々も協賛をしてくれています。

 以前は、移植は12針の端端縫合あるいは連続縫合でしたが、最近は、フェムトセカンドレーザーを使用するイントラレースで移植片をカットし、ほとんど、縫合しなくても良い状態になってるところもあります。以前は端端縫合でかなりの角膜乱視がでていましたが、角膜乱視を減らすことができるようになりました。ただ、それをやっているのは、京都府立医科大学など限られた施設のみです。