眼鏡やコンタクトレンズはどの年齢でも可能ですが、手術による屈折矯正は年齢を考えないといけません。お子さんは成長しますので、身長が伸びれば眼球も大きくなり、近視化します。
ですからお子さんにはLASIKはできません。眼球の形が変わらなくなるのは16歳といわれていますが、個人差がありますので、18歳未満は手術はいたしません。ではどうするかというと、オルソケラトロジーという夜間に特殊なHCL(ハードコンタクトレンズ)を装用して、朝はずします。これで、-6Diopterまでの近視を矯正することができます。とくに、このレンズは中央の矯正だけでなく、周辺も矯正しますので、近視の進行が遅くなることから、近視進行防止として東南アジアで用いられています。日本でも京都府立医科大学の治験で効果が認められ、ようやく子供に使用することが可能となりました。
よく夜間にコンタクトレンズの装用は危ないと思われていますが、HCLはSCLと異なり、涙液が十分ありますし、非常に酸素透過性の強いコンタクトレンズですので、酸素不足になることはありません。もう20年ほど、オルソケラトロジーの経過をみていますが、角膜内皮細胞数は変化ありません。
また、やめれば、もとに戻りますので、手術と違い、安全です。