飛蚊症あるいは後部硝子体剥離による硝子体混濁はうっとおしいものです。目の前にゴミが飛んでいるように見えたり、リングで細かいものを見るのに不自由を感じたり、白内障手術後、あるいは後発白内障で膜をレーザーで切った後などに、おこることがあります。大抵は数週間から3カ月の間に気にならなくなるものですが、中にはいつまでたっても、気になる患者さまがいらっしぃます。

眼科に行っても、そのうちに気にならなくなるから、放置してください。と言われます。

 数年前から硝子体YAGレーザーという機械がでて、硝子体中の濁りをレーザーで焼いて、小さくすることができるようになりました。

 ただ、適応が限られていてはっきりした、リング様の後部硝子体剥離だけです。それ以外の硝子体の濃いところが影となるものは、レーザーを当てても、また、すぐに同じ症状がでますので、適応になりません。自分自身で判断はできませんので、自分で飛んでいるものの絵を描いて、診察で同じ濁りが見つかれば適応となります。

 ただ、保険がききませんので、自費診療になります。

 施設によって費用は異なりますし、1回ごとに費用がかかるところもありますし、同じ濁りの場合は何回でも初回費用だけのところもあります。値段が安いと思うと、何回もやらなくてはいけなくて、かえって費用が増すこともあります。

 数年先には先進医療になるかもしれませんが、現在では10万〰16万ぐらいかかります。

 水晶体の傍や、網膜の傍を焼く場合が多いので、医師がこれ以上は無理というのを、何回もやるのは、危険です。