セントラルアイクリニックに網膜色素変性症の患者様が多い理由
当院は、規模の割りに、また、レーシックや多焦点眼内レンズなどの先進医療をてがけているにもかかわらず、網膜色素変性症の患者様が30名以上通院されています。
その理由は、私の一番最初の東海眼科の症例報告が”片眼性網膜色素変性症の1症例”であったために、網膜色素変性症に関しては誰にも負けたくないと思い、しっかり、勉強したことと、神経内科の祖父江 元先生(現 名古屋大学 神経眼科教授)が厚生労働省の網膜色素変性症などの難病の研究班員であったため、それまで、いろいろイリスコーダーでの瞳孔機能による自律神経機能の共同研究をやってきた縁で研究班の仕事を手伝い、色素変性症の自律神経機能や、高圧酸素療法による治療について、報告したことがあったためです。
網膜色素変性症とは?
この疾患は多種多様な遺伝形式をもった遺伝子病であり、常染色体優性あるいは劣性、性染色体優性あるいは劣性4つのパターン全ての遺伝形式があり、完全に遺伝子解析ができたものもあります。
しかし、現時点では、治療法はなく、実際問題、眼科医の多数は、治らないからみないといっている医師も少なくなく、患者さんが少しでも良くする方法を探して民間療法に頼っています。
症状は徐々に進行し、かん体細胞がやられ、周辺の視野が欠けます。また、かん体細胞は明暗を見分ける細胞です。そのため、暗いところの見え方が落ちます。患者様は、いつ失明するのかを聞きたがりますが、それはわかりません。現在、失明した人に対して、小さなカメラを眼内に埋め込む手術をして、失明から救おうと議論されています。
患者さんは話を聞いて欲しいし、病気のことを詳しく話してもらいたいのです。ですから、医療用サングラスのこと障害の級数、拡大読書器のような情報を待っています。
実際に、我々の施設で、どのようなことをやっているかに関しては、明日説明いたします。
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<医療法人セントラルアイクリニック>
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