宝石緑水晶体全摘出術

 白内障手術ほど、手術のやり方がここ30年で変化したものはないと思います。

 30年前は水晶体全摘出術でした。これは冷凍凝固の器械を使って水晶体を凍らせてチン氏帯を切って脱出させるものでした。

 よく、硝子体脱出をおこし、ハンモック瞳孔になったりもしました。

 眼鏡の補正でみるのですが、牛乳瓶の底ぐらい厚い凸レンズの眼鏡をかけていました。

 手術は、多分に名人芸的要素のある手術でした。

宝石緑水晶体嚢外摘出術

 次に水晶体嚢外摘出術という方法です。これは、水晶体の前嚢を切って水晶体嚢を残し、水晶体の核だけを摘出する方法です。

 嚢が残る為に、硝子体の脱出がなく、安全になりました。

 残った皮質を吸引します。

 切開層の大きさは全摘出と同じで7mm程度切開しますので、強角膜縫合が必要です。

 また、眼鏡やコンタクトレンズが見る為に必要でした。

宝石緑超音波乳化吸引術+眼内レンズ挿入術

 3番目の変化が超音波乳化吸引術でした。

 これは、水晶体をフェイコチップで分割して、フェイコマシーンで乳化する方法です。皮質はIAで吸引します。これは、切開創がチップの大きさだけでよいため、2mmでもよいのですが、その後、眼内レンズ(IOL)が開発されると、IOLを入れるために、5mm~7mmの切開創が必要になり、そのための乱視がでます。

宝石緑乱視の矯正

 手術は、いかに乱視を減らすかが考えられ、切開創を小さくする方法、切開の位置、角膜に切開を入れて乱視を減らすLRIが考案されました。

宝石緑眼内レンズの進歩

 眼内レンズの開発が次から次とでました。

 炎症を 減らす為のヘパリン眼内レンズ、紫外線カット眼内レンズ、眩しさを取る着色眼内レンズ、光学径を小さくした眼内レンズ、曲げて切開創が小さくできる、アクリルまたはシリコンIOL、3pieceから1pieceni,に、そして多焦点眼内レンズ、乱視矯正眼内レンズとどんどん進化しました。

宝石緑フェムトセカンドレーザーによる白内障手術

今後の変化として、フェムトセカンドレーザーによる前嚢切開、さらに水晶体破砕も可能になって来ています。また、

 眼内レンズの究極の形として、調節可能な眼内レンズも夢物語でなくなるかもしれません。

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