皆さん、眼科に来ると、よく点眼薬が処方されますよね。1日、何回とか指示がでますが、ちゃんと守っていますか?今日は点眼のお話をしましょう・

宝石緑点眼のやり方

 点眼がうまくできないという方がいらっしゃいます。1)怖くて、目を開けて点眼できないという方が、いらっしゃいます。その時は、寝ていただいて、目を閉じたまま、点眼し、その後に目を開けてください。そうすると、目薬は目の中に入って行きます。2)効果をあげたいのであれば鼻と目の間を指で押さえて、涙点から鼻に流れるのを少し遅くしてあげれば、目の中に薬がある時間がながくなります。3)点眼は1滴で十分です。後は外へでるだけです。4)ドロッとした目薬は最後にしましょう。最初に年度の高いヒアルロン製剤を入れると、他のお薬の効果が減少します。5)点眼回数は守りましょう。1回/日のものは24時間の効果があるものです。2回/日は12時間効果があるものです。3回~6回のものはそれだけ点眼しても問題ないものです。薬の説明書と違う回数の場合は、違う効能を期待してのものです。

薬局ではわからないことがありますので、クリニックに確認してください。

宝石緑点眼の副作用

 1)妊娠中の投与時期による点眼

  妊娠中胎児に影響ないか心配されると思います、内服などと比べると吸収される薬剤の量が少ない為、安心ですが、考え方として、妊娠1ヶ月までは胎児には全く影響ありません。1から2ヶ月胎児に中枢神経などが重要機関が形成される時期ですので、必要なもの以外は中止した方が良い場合があります。主治医に相談しましょう。3ヶ月以降は催奇形性の危険性はほとんどありません。5ヶ月以上まず問題ありません。

 2)緑内障薬の妊娠への影響

  βーブロッカーはまず問題ありません。プロスタグランジン関連薬は子宮収縮作用があると言われています。明らかな作用はないと言う報告もありますが、使用は基本的に控えます。炭酸脱水酵素阻害剤は内服で動物実験で催奇形性が認められたと言う報告があります。点眼薬での影響の報告はありませんが、妊娠初期の投与はやめた方が良いと思います。

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<医療法人セントラルアイクリニック>

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