教育セミナー:屈折矯正手術の基本

これは、屈折矯正手術をやらない眼科医の為の教育講演ですが、頭の整理には良いセミナーでした。

            屈折矯正手術の種類

屈折矯正手術は大きく分けると

角膜屈折矯正手術と眼内レンズを使用する眼内屈折矯正手術の2つに分けられる。

宝石緑角膜屈折矯正手術

 角膜手術には、1)エキシマレーザーによるLASIKと角膜上皮を剥がすSurface ablationに分けられます。現在LASIKが年間数十万件と圧倒的に多いですが、、私としてはもう少し、amoilis PRKのようなSurface ablationが再認識される必要があると思っています。

2)フェムトセカンドレーザーは現時点ではフラップの作成だけに使用されていますが、今後はフェムトセカンドレーザーで角膜実質にlenticleを作成し、除去して、近視を治すほう方ができるといわれています。そうすると、エキシマレーザーが不用になりますが、あまり大きな度数はできない。また、wavefrontLASIKのような精密な作業はできないと現時点ではいわれています。

3)エキシマ以外での角膜形成手術として、CK(Conductive keratoplastyが遠視矯正に用いられていますが、熱凝固で角膜を変形させる為、戻りと、その後の多焦点眼内レンズ挿入時に問題をひきおこさないかどうか心配です。他には円錐角膜に対する角膜内リングがあります。

宝石緑眼内屈折矯正手術

 眼内屈折矯正手術には1)有水晶体眼内レンズがあります。これは水晶体をとらずに、前房あるいは後房にレンズを入れ、近視や遠視を矯正します。LASIKよりも大きな度数を矯正できますので、有用です。

2)Refractive lens exchangeは50歳以上の調節力が低下した水晶体を除去し、多焦点眼内レンズを入れる方法で、白内障があれば、非常に有用ですが、白内障がない場合、患者さんの要望が非常に高いため、よほど、入念なカウンセリングが必要です。

3)Add-on レンズは既に眼内レンズが入っている偽水晶体眼にもう1枚毛様溝に眼内レンズを追加するもので、多焦点やトーリックをいれることがあります。今後は、かなり普及するとおもいます。