宝石緑初日から花粉症患者?

 1月5日から今年の診療が始まりましたが、早くもアレルギーの患者さんがでています。すでにスギ花粉の一部が飛び始めているようです。

今年は平年の5倍から10倍と言われています。

宝石緑症状を軽くするには

 症状を軽くするには、外から帰ってきたときには、コートに付着しているものを払ってから室内に入る、マスク、保護眼鏡、うがいをする。

アレルギーの予防の点眼を今からするなどの対策が有効です。

宝石緑アレルギーの点眼の種類

 予防に使用される点眼はメディエーター遊離抑制点眼薬と呼ばれはヒスタミンなどを増やさないようにする作用がありますが、効果が現れるまで2週間くらいかかります。症状が現れる前から使い始める必要があります。

予防的な抗アレルギー点眼薬は比較的副作用の少ない薬です。使用中は勝手に中断することなく眼科医の指示に従って使うことが大切です。

 症状がでてから使用する抗アレルギー点眼薬は、ヒスタミンH1拮抗(きっこう)点眼薬と呼ばれています。ヒスタミンH1拮抗点眼薬はかゆみを引き起こすヒスタミンの作用を直接阻止するので、主にかゆみの強いときに処方されます。 また、重症になると副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモン(ステロイド)点眼薬が用いられます。この薬は作用が強くよく効きますが、副作用もありますので、症状に応じて眼科医が使い分けます。

 鼻の症状を合併するときには内服を使用することもあります。

宝石緑スギ花粉をなくすには

 いずれにしろ、スギ花粉が飛ばないようにできれば、一挙に解決できます。雄花を着けないスギや、雄花が非常に少ないスギが見つかれば、当然飛散する花粉の量が少なくなり、花粉症の緩和につながります。
 雄花が着生しにくいスギの研究は1990年代から全国各地で進み、今日までに東北から九州までの全国各地から100種類以上の「雄花の着生量が少ないスギ(花粉の少ないスギ)」が報告されています。
 それろは別に、富山県では1992年に突然変異により雄花は形成されるものの花粉を飛ばす能力が失われている不思議なスギ(無花粉スギ)が見つかっています。

 無花粉スギは花粉の少ないスギとは違って、雄花は着くのですが、組織の異常によって花粉を飛ばす能力がありません。同様の性質を持つスギは茨城県でも見つかり、富山県で見つかったものは「はるよこい」、茨城県で見つかったものは「爽春」という名前で発表されています。これらを新しい植林に使おうと言う試みが全国的に始まっています。いつの日にか、スギ花粉症がなくなる日がくるかもしれません。