ノンコンタクト眼圧計
皆さんが眼科で眼圧を測る場合、通常は非接触型のノンコンタクト眼圧計で測ることが多いと思います。これは、検査員も測定でき、簡単です。
空気がシューっととんでくるものです。
アプラネーション眼圧計
緑内障など、より正確な眼圧が必要なときには接触型のアプラネーショントノメトリーという器械で測定します。これは、麻酔剤を点眼し、医師が先が丸いものを角膜に接触させ、測定します。
正常の眼圧は20mmHg以下です。
緑内障あるいは高眼圧という場合21mmHg以上の値をいいます。
ただ、この眼圧計は角膜の厚みが一定であるという前提での換算値です。
日本人の平均の角膜厚は500μ~550μですので、角膜の厚みが450
μであれば、低く出ますし、600μあれば高く出ます。
ですから、角膜の厚みがわかっていなければ、あまり意味のない値であることもあります。
LASIK後の眼圧
そこで、問題になるのがLASIKやPRK術後の眼圧です。角膜が薄くなっているわけですから本来の眼圧値より、低い値になります。ですから、術前と比較し、どれだけ低いかによって、その下がった値を足して考える必要があります。もちろん、LASIKをやった施設でその後の経過を見てもらう場合は良いのですが、LASIKだけの自費診療しかしていない施設では、病気になっても見てもらうことができません。
その場合、初めての施設ではLASIKをやったことを話して、眼圧が術前と比べどう変化しているかを話す必要があります。
しかし、そんなことはほとんどわかりません。
パスカル眼圧計
そこで脚光を浴びているのが、パスカルの眼圧計です。この眼圧計は角膜の厚みに関係なく眼圧を正確に測定することができますので、非常に有用です。しかし、片眼、測定に10秒以上かかり、毎回チップを交換しないといけないので、全員にこれをすることは労力とお金がかかり、普及していません。ただし、LASIKをやる施設は必ず必要ですし、これから、どの眼科医でも必須のものになると思います。
真の眼圧は?
この検査をやっていてわかったことは、これまで、眼圧が高くても視野や眼底に変化がでていない症例はほとんどが、角膜厚が厚くて、通常の眼圧計では高くでていただけということと、低眼圧緑内障あるいは正常眼圧緑内障とよばれているものの、半分ぐらいは、角膜が薄いために眼圧値が低く出ているだけで、本当は高眼圧のものがあるということです。
この点、緑内障を専門とする先生はきちんとしたデータをだすべきだと思います。