オルソケラトロジーとは?
オルソケラトロジー(OK)は夜間に特殊なRGPハードコンタクトレンズを装用し、角膜のカーブを変えて昼間、コンタクトレンズや眼鏡なしに裸眼で視力1.0以上を目指す屈折矯正方法です。
オルソケラトロジーの認可
オルソケラトロジーの認可が進んでいます。2年前にアルファコーポレーションのオルソKが認可になり、今年からボシュロムと韓国メーカーのものが認可されました。ちかじか、新しいOKレンズの販売も始まります。
OKに対する考え方
現在のオルソケラトロジーに対する考え方は2つあります。
一つはLASIKなどと違い手術ではなく、中止すれば元に戻る安全な屈折矯正法であるという考え方。特に若い人の角膜や柔らかく、効果が非常に高く、レーシックができない18歳未満の人に、レーシックまでの期間に行う方法として優れているという考え方です。
もう一つは通常のコンタクトレンズよりも危ないという考え方、これは、OKレンズを扱ったことがない医師あるいは、これまでOKを扱ってないコンタクトメーカーの人たちの考え方で、夜間にコンタクトレンズを使用する問題点を訴えています。
通常のコンタクトレンズ使用の問題点
いずれももっともな事です。コンタクトレンズでいろいろな問題がおきており、誰もが自由にOKを使用すればとんでもないことになるのは事実です。
現在のコンタクトレンズの問題点のほとんどが、コンタクトレンズが眼科医の指導からはずれて、インターネットでコンタクトレンズを買ったり、全く医師の診察を受けていない、あるいは、通常、考えられない使用法、例えば、1DAYのSCLを2週間はめっぱなしにしていたり、あるいは、コンタクトをはずすと痛いので、はめっ放ししていて、感染症で失明寸前になったりと、とんでもない使用法がまかり通っています。
それをOKにあてはめれば大変なことになります。しかし、OKは医師の完全な監督の下に、必ず定期健診を受けていただくことにより、許可されるもので、レンズを売るのではなく、貸し出しているだけです。ですから、定期検診に来ない場合は、レンズは没収になります。その点から考えるとかなり安心できます。
OKの問題点
ところが、一時のコンタクトレンズの処方のように、安易に眼科医でない先生がOKを始めると、おかしなことになります。
最近、地下鉄などでも、オルソケラトロジーの宣伝がのるようになりました。もちろん、しっかりした訓練を受けた眼科医であれば問題ないのですが、誰でもできるものではありません。また、患者さんに対する説明責任も親子ともども必要になってきます。それだけのスタッフがいる施設であれば大丈夫と思いますが、手術はできないから、コンタクトレンズは利益がでないからオルソをと考えている医師がいることも事実です。
銀座眼科の二の舞いにならないか?
逆に考えると、未認可のときは、苦労して海外から個人輸入しながら、やる気のある屈折矯正の専門医のみがやっていたのが、これからは、猫も杓子もという時代になると、必要最小限のトポグラフィーもなく、メーカー推奨のやり方だけを見よう見真似でやっている眼科医がでてきているようです。そうなると、レーシックにおける銀座眼科の二の舞です。
OKの適応と説明責任
メーカーとしても、単に講習をやるだけでなく、クリニックの施設や実地のカウンセリングや説明会など、必要な知識を習得しているところにのみ、レンズを供給するという姿勢が臨まれます。
適応が守られることとカウンセリングがきちんと行われ、定期的に患者様が通院できるシステムができれば、非常に安全に視力矯正が可能になり、問題点もほとんどおこりません。