レーシックとPRKの割合
屈折矯正手術の代表がレーシックとPRKです。ところが、この割合はレーシック97%、PRK3%です。ところが、当院の場合レーシック:PRKは3:1です。
ここ1ヶ月をみてみるとアイレーシック:アモイリスPRKはほぼ1:1です。
何故、このように違うのでしょうか?
なぜPRKは嫌われているのか?
PRKが嫌われてきた理由は第一に痛み、第二に視力が安定するまで時間がかかることです。それ以外にも、これまでのPRKでは、術後一時的に遠視化して中高年には勧めずらいこともありました。
でも、長所と短所、利点と欠点はどちらにもあります。
PRKの長所
一番の長所はフラップがないこと。これに関しては、ほとんどの施設ではその話はしません。フラップがなければ、眼に何か当たったとしても大丈夫ですので、ですから、ボクシング、サッカー、フツトボール、相撲などの顔に当たる可能性のあるスポーツ、消防士、警察官、自衛官などはPRKを以前から勧めていました。
2番目に吸引をかけないこと、これはイントラレーシックでもマイクロケラロームでも90mmH以上の吸引圧がかかりますので、緑内障の人ではできません。その点、吸引しないPRKは緑内障でも可能です。
3番目にマイクロケラトームなどの機械的なトラブルがないこと、
4番目には長期的に近視の戻りが少ない。これもフラップがないことが関係していると言われています。
よいことずくめのようですが、痛みと、上皮がはって視力が安定するまで1週間かかるということがネックになっていました。
アモイリスPRKは何が違うか?
これまでのPRKは上皮を剥ぐのに、メスを使用したり、レーザーで上皮を削っていました。つまり、上皮にある三叉神経の断端を直接刺激するため痛かったのです。アモイリスは柔らかい電動ブラシで50μを一度に周辺まで除去するために、痛みが激減しました。また遠視化しなくなりました。
ですから、PRKの欠点が視力が安定するまで時間がかかるという一点だけになったのです。
残念ながら、アモイリスPRKは日本では一部のドクターしか知りません。そんなことを説明するより、患者さんが希望するLASIKの話だけをする方が簡単なために圧倒的にLASIKが多いと考えられます。
レーシックとアイレーシックは?
勿論、アイレーシックになり、フラップの安定性は増しました。
マイクロケラトームのようにフラップが角膜に乗っかっているのではなく、フラップが埋め込まれたようになっているのが、アイレーシックのフラップです。
NASAやアメリカ空軍、海軍が認可したことでもその丈夫さがわかります。
アイレーシックとPRKは?
では、なぜ、PRKを推奨せずにアイレーシックを推奨するのかというと、パイロットなどは1週間以上訓練を受けられないと、それまでの、技量が維持できないため、資格が剥奪されます。それを防ぐためにはPRKではなくアイレーシックを推奨しているのです。
PRKを選択するかアイレーシックを選択するか?
結局、究極的に安全な手術といえばアモイリスPRKです。ですから、全てにおいて安全を重視する人はPRKです。
しかし、術翌日からよく見えていないと困るという人はアイレーシックの選択です。もちろん、一般人はアイレーシックで困ることはほとんどありません。
ですから、角膜が薄い、近視度数が強いなど、残りのベッド厚が薄い人はPRKを選択するか、あるいはフェイキックIOLを選択するかということになります。
また、長期的な安定性を最優先するためにPRKを選ぶ人もいらっしゃいます。
当院でPRKが多い理由
先ず、1)私自身がPRKは非常に良い手術であると思っていること。
2)長所だけでなく短所も全てお話して患者様が選択できるように誘導する。
3)難しい症例が集まってくる
つまり、説明会、カウンセリング、術前検査をとうして、とことん患者様と向かい合って話し合い、最善の方法決めようという姿勢がPRKが多い理由だと思っています。