宝石緑PRKは古い? 

 当院で、アモイリスPRKの手術を予定した患者様からお電話がかかってきました。とある、関西方面のレーシック専門施設に勤めている知り合いに手術方法を尋ねたら、PRKは古い手術でもう今後は、すたれてゆく、エピレーシックがいいんじゃないかと言われて心配になったようです。

宝石緑アモイリスPRKとは!

 確かに、PRKは屈折矯正手術では歴史がある古い手術です。しかし、その聞かれた看護師さんはアモイリスPRKというのがどのような手術であるのか知らずに答えています。アモイリスPRKは電動ブラシによって角膜上皮を剥離するPRKで最近はじめられた新しい手術法で、日本ではまだ、数施設でしか、行われていません。

宝石緑PRKとエピレーシック

 PRKはレーシックと比べると数としては少ないですが、非常に安全な手術です。術後の痛みがあることと、視力が安定するまで時間がかかるために、敬遠されてきました。角膜が薄い、あるいは削る量が多い場合にはエピレーシック、エピPRKがよいのではないかと言われた時期もあります。でも、それは、数年前の話です。

 私どもの施設では1000眼以上のPRKをやっています。

宝石緑エピレーシック、エピPRKの決定的な弱点

 エピレーシック、エピPRKはエピケラトームという器械を用いて、角膜上皮を鈍的に剥がして、PRKと同じように実質の一番上から削りますので、角膜が薄い症例、近視が強い症例に向いていますが、決定的な弱点があります。それは、原因がわからないが、ある一定の割合で、角膜実質に切れ込みが入ってしまうことです。私も、このことで2度ほど痛い目にあっています。ですから、この手術を希望する方にはその危険性をお話します。

宝石緑電動ブラシによる角膜上皮剥離

 この手術(エピレーシック)を止める決心ができたのが、電動ブラシでの角膜上皮剥離です。これにたどりついたお陰で、PRKの欠点が大幅になくなりました。まず、上皮がエピレーシックと同じように、上皮だけきれいに剥げるため、痛みが激減しました。また、周辺まで上皮がはがれるため、遠視化が起こらなくなりました。ですから、中高年でも安心して行えます。視力術直後は非常によくみえ、上皮が張る途中のみえ方が若干落ちるだけです。削る量にもよりますが、2週間ぐらいで安定します。

宝石緑情報社会の落とし穴

 今回は、知り合いに聞いたのですが、今はインターネット、ブログ、twitterなど、専門でない人まで、いかにもわかっているようなことを言います。

逆に情報量が多いことが悩みの原因にもなります。だって本当の情報と嘘の情報、うそでなくても誤った情報は山ほどあります。

 ではどうすれば、正しい情報を手に入れることができるか、それは、時間がかかりますが、その施設に直接いってみることです。自分の目と耳で、その施設の先生の話をじっくり聞いて、この人に言うことなら信用できる。信頼しようと思った人に相談することです。相手も自分を信用してもらったら、嬉しいはずです。セカンドオピニオン、サードオピニオン、それもいいでしょうが、実際にその人と会って、電話や、メールでなく実際にあって確かめてください。それしか、方法はありません。