IOL学会最終日の午後OPHTEC社の日本法人設立の会合に出席しました。この会社はオランダのクローニンゲンという小さな町にある眼内レンズを作る会社です。最近はアルチザンタイプのフェイキックIOL(有水晶体眼内レンズ)をつくる会社で私もその町に、フェイキックのサテイフィケーションをとるために、ESCRSの途中に訪れました。
現在、フェイキックIOLは前房型のアルチザンと後房型のICLに別れ、ICLが既に認可されています。これはキャノンスターという大きな会社が一生懸命やった結果ですが、私はどうしても、ICLよりアルチザンタイプの方が目にとって優しいと思っています。それは、このブログで以前にも述べましたように40歳以上の人には白内障に早期になる危険があるということです。虹彩と水晶体の間の非常に狭い所へ挿入するのは簡単ですが、その後の問題が多すぎます。白内障になったら取ればよいではなく、白内障を起こさないようなIOLを入れるべきです。
アルチザンタイプの問題点は角膜内皮細胞が減少しないかということですが、今回、横浜の荒井先生のデータで10年でも角膜内皮細胞数は減少していませんでしたし、当院でも全く不変です。
今後、隅角支持型の前房型もでるようで、今後は前房型が勢いを増すと思います。認可されていない場合の不便さはオランダから毎回個人輸入しなくてはならないということです。そのために、日本法人を立ち上げ、認可活動をするということです。私としては応援したいと思います。