水晶体に対するアプローチ![]()
現在の、老視矯正の中心は何と言っても多焦点眼内レンズです。これまでも何度も説明しましたhが、現在、屈折型と回折型の2種類があり、しかも厚生労働省が認可しているレンズが3種類あります。
屈折型リズーム
屈折型がリズームで瞳孔依存型で瞳の大きさが2.1mm以上でないと近くが見ませんが、遠くの見え方と50cm程度の見え方がよいです。グレア、ハローは少し強いです。暗いところの見え方がよく、明るいところは瞳が小さくなりますので、近くが見にくくなります。
回折型レストアとテクニスマルチ
両方とも瞳孔の大きさに関係なく近くが見え、特に30cmと日本人が見る距離の見え方が非常によいですから、30cm作業の人に有用です。欠点としては50cm~70cmの中間距離がみえにくい。コントラスト感度か低下する。これは遠くを見る時も、近くを見る時も光量の41%しか使用していないということがあります。ですから、暗いところが見にくいです。
そのほか認可されていない多焦点眼内レンズ
乱視矯正もできる多焦点眼内レンズ、単焦点が挿入されている場合に追加で挿入できるadd-onレンズなどあり、また回折型で加入度数を下げて50cmが見えるようなIOLも今後認可される予定です。
Synchrony Lens
今までの多焦点が実際には2焦点だったのに対して、真の調節力回復、つまりどの距離でも視力が良くなるという調節眼内レンズです。これまで、情報と、実際が余りにも違い、期待はずれでしたが、この2枚のレンズをスプリングでつなぎ、毛様体の力で調節させるという試みは、データをみるかぎり、どの距離でも視力1.0以上あり、本当かしらという感じで聞いていました。これが完成すれば、夢のIOLになります。期待しましょう。![]()