今回のトピックスとして老視とは何かとか?老視矯正の手術的方法が多くの演題を占めていました。シンポジウムの老視矯正についてまとめます。

ドキドキCK(Conductive-keratoplasty)

これは熱作用により角膜中央部カーブを突出させて遠視を矯正する方法でしたが、最近は老視矯正としても用いられるようになりました。角膜の周辺に8箇所~16箇所に高周波をあて、角膜のコラーゲンが収縮して中央部が近視になります。片眼のみ施行して、モノビジョンのようになります。角膜の中央部はなぶらないので、矯正視力が落ちることはないですが、角膜の濁り、度数の戻りが必ずあり、正確性も欠ける事もあり、私としては現時点ではおすすめできません。

ドキドキLASIKによる老視矯正

数年前、LASIKによる老視矯正が学会を席巻したが、最近は全くでなくなりました。これは、コントラスト感度が非常に落ちることと、視力のでがあまりよくなく、多焦点眼内レンズのデータが余りにもよいためです。これは、はっきりいって、否定的です。

ドキドキ回折型多焦点眼内レンズ

これがはっきりいって、現在の老視矯正の主流です。遠方が1.0、近方も1.0程度でます。また、瞳孔の大きさに関係なく近くが見えますので、非常によいのですが、光量が41%に低下するため、暗いところの見え方が悪い、中間の距離が見にくいという欠点もあります。ですからその人の生活様式に合わせて、中間がよく見える屈折型を採用する場合、Mix and Matchといって片眼づつ違うレンズを選択する方法もあります。

ドキドキ調節眼内レンズ

これまでの水晶体嚢にレンズをいれて、近くと遠くを毛様体を動かすことによって見ることができるというものは、完全な期待はずれでした。しかし、SYNCHRONYという2枚のレンズをスプリングであわせたものが、日曜日の老視学会でも発表があったのですが、非常に成績がよかったため、期待がもてるかもしれません。いずれにしろ、今後のレンズです。