26日午前9時よりフェムトセカンドレーザー(FS)の実力というシンポジウムがあり5人の演者の講演がありました。

ドキドキLASIKフラップ

最も多いものはLASIKフラップでこれはいまやLASIKのスタンダードになろうとしています。厚みが一定、収差が減少、感染や不完全フラップの可能性がないなど、いいことずくめですが、問題は値段が高いことです。器械本体も凄く高いものですが、1眼1眼に使用するコーンが認可後も1眼17000円という価格ですので、認可前の170ドルと比べて円高の現在、高くなった印象です。アイレーシックの場合、エキシマレーザーのキーカードが1眼21000円かかりますので、通常のLASIKと比べて単純に76000円高くなります。このキーカードやコーンを1眼づつ変更しないと器械が動きません。

アイレーシックが高いのがご納得いただけると思います。

ドキドキ角膜内リング(ICRS)

 円錐角膜に対するICRSの挿入はマニュアルでやろうとすると神業的な技術が要求されました。しカし、イントラレース(FSの中でこれのみが可能)を用いると簡単にリングを入れる弧状のチャンネルをつくることができます。これにより角膜の歪さを減らしてコンタクトレンズや眼鏡で視力がでるようになりますし、フェイキックIOLやクロスリンキングを組み合わせれば、裸眼視力も向上できます。

ドキドキ角膜移植

 円錐角膜や角膜ジストロフィーの末期は角膜移植でしか視力を回復することができません。これまでは、移植提供者がお亡くなりになった後、希望者が順番で待機して24時間いつも入院できる体制で待ち続けるというのが現状です。現在は輸入角膜が使用できる状態ですので、計画的手術も可能ですが、これまでの手術方法では視力の回復まで3ヶ月以上かかることも稀ではなく、しかもかなり強い乱視のため、矯正視力もあまりよくありませんでした。しかし、イントラレースでZigZagあるいはシルクハット状に切開するとドナーとレシーピエントの角膜が嵌め込まれた形になり、最終的には無縫合での日帰り手術も可能になると思われます。乱視も起こらず、視力の回復も早いと期待されています。もちろん、保険診療で可能です。

ドキドキFSでの近視矯正

フラップの作成ではなく、角膜実質を削って近視を治そうという方法です。これはまだ、日本では行われていませんし、wavefront等の細かく照射や、度数も少ししか削れませんが、問題なくできるのであれば、エキシマレーザーが不要になります。これは、今後の技術です。

ドキドキFSでの老視矯正

IntraCORという方法で角膜上皮は全く傷つけず角膜実質に5本のリング状の間隙をつくり、回折現象をおこして金峰を見えるようにする方法です。実際のデータがでていましたが、かなり見えているようです。しかし、角膜実質内の度数が、将来角膜が濁ったり、白内障の術後でどうなるかを考えるともう少し様子を見た方がよいかもしれません。でも、どれも、おもしろい方法だと思います。