円錐角膜は角膜が薄くなって下方がいびつに飛び出してくる病気で、最終的には角膜移植が必要になってきます。角膜移植はお亡くなりになった人の角膜を提供していただいてその順番を待ちます。ですから、順番になると24時間いつでも入院できる体制をとって待つことになります。これはなかなか大変なことです。最近では輸入角膜が使用でき、これだと、予定手術でできます。ドナーの角膜を打ち抜いて、移植されるレシピエントの角膜を打ち抜いたところに嵌めこみ縫合する手術です。視力が安定するまで、3ヶ月程かかり、術後の乱視もかなり強いものでした。ところが、イントラレースを使用すると任意の形に自由自在に切れるので、ジグザグとかシルクハット用の切開をして、楔のところに埋め込まれるようになり、最終的には無縫合でできるようになるようです。実際にブースでやってみて簡単に任意の形にすることができました。これは大変な進歩です。最終的には無縫合で、日帰り手術になるでしょう。軽度の円錐角膜でもコンタクトレンズで視力がでないような歪みがある場合、イントラレースで角膜周辺部にインタクスという2つの小プラスチックの片を挿入する円弧状のチャンネルを作成します。そこにインタクスを挿入することにより、角膜のいびつさを減らしてメガネやコンタクトレンズを装用して視力を回復することができます。角膜移植をやっているのは大学病院が主体ですが、これまでイントラレースが認可されていなかったため、特に国公立では予算化することができませんでしたが、今後は多くの角膜移植ができる病院が購入に舵を取るでしょう。患者さんにとっては非常にハッピーなことです。ちなみに、角膜移植は保険適応されています。

次回はフェムトセカンドレーザーの新しい応用の話をします。