今は、誰でも彼でもLASIKです。PRKというとそんな古い手術、痛いじゃない、遠視化するでしょ。視力が安定するまで時間がかかりすぎる。とか、いろいろな理由がありますが、PRKは少なくLASIKが圧倒的に多いです。でもうちのクリニックはPRKの数が既に1000眼を越えています。何故、PRKが多いかですって?それは、PRKこそ究極の安全な手術だからです。アイレーシックになってレーシックも少々のことでは、フラップがずれるということはありませんが、サッカー選手、ボクシング選手、フットボール選手、相撲などのスポーツ選手で目にかなりの衝撃が当たる可能性がある人達には、最初からPRKを薦めます。また、警察官、自衛隊、消防士の人たちにもPRKを薦めます。PRKで最も良いことはフラップがないことです。角膜上皮はいくらでも再生します。フラップがあることにより起こるフラップ障害の可能性がありません。また、衝撃に対する強さも、その意味ではアイレーシックより強いです。あえて言えば、手術をしていない目と同じだと考えてください。また、近視の戻りも、LASIKと比較してはるかに少ないです。5年、10年のオーダーではLASIKはもとの度数の十分の一の度数は近視化します。しかし、PRKは近視化の心配がほとんどありません。マイクロケラトームでもイントラレースでも器械ですから、フラップの作成が途中で止まる可能性は0ではありません。その点、PRKは手動で上皮をはぎますので、機械的なトラブルはまず、ありません。もう一つの問題点の痛みですが、昔のPRKは確かに痛かったです。最初はゴルフ刀で、上皮剥離をしましたが、その頃はかなり痛がり、夜間に、呼ばれたこともありました。次にトランスエピテリアルPRKといい、レーザーで上皮を切除するようになり、きれいに切れるためか、痛みはかなり減少しましたが、人によっては痛みを訴える方もいらっしぃました。しかし、最近当院ではAmoilis(電動ブラシ)で上皮を剥がす方法に変更してから、ほとんど痛みを訴える方はいらっしゃらなくなりました。これは、エピケラトームで実質がきれいに剥離されるのと同じようなシャープな切れ味のためでしょうか。まず、痛みはありません。遠視化に対しても、これまでのPRKが中央部分の上皮剥離だったのに対して、電動ブラシによる剥離は周辺まできれいに剥げる為、再生過程での周辺の上皮の肥厚がないため、遠視化が起きず、中高年の方でも可能となりました。であれば、LASIKと比較してそれほど遜色があるとは思えません。術直後の見え方は、かなりよく、上皮の再生時期、翌日から4日目まで若干みにくいだけで、1週間もすれば、視力1.01以上になります。翌日からしっかり見えていないと困る人はLASIKですが、時間に余裕のある人であれば、PRKは非常に良い選択と思います。ちなみに、私の家内もPRKを受けました。昔でしたのでトランスエピテリアールPRKの時代でしたから、かなり痛かったようです。ちなみに、LASEK,EPI-LASIK,EPI-PRKもありますが、LASEKは高濃度のアルコールが実質障害を起こす可能性、EPIはエピケラトームの実質への穿孔の可能性という、かなりシビアな合併症が起こる可能性がありますので、私どもの施設では、現在はやっておりません。Amoilis-PRKはお勧めできる手術方法です。