ブログに書こうかだいぶ迷いました。

でも、このブログは私の毎日をただ単純に綴っていこうとやってきました。

特に何もない今日、良いものを見つけた今日、落ち込んだ今日、ずっと楽しみにしていた今日

つまらない今日、ビックリした今日、  いろんな今日をです。


とはいえ、ブログ振り返ると趣味に興じ大興奮した今日ばかりになっていますが・・・。


更新していない今日も、ちゃんと24時間過ごした今日でした。



で、なぜテーマ:闘病・・・。

当事者は私ではありません。 私の母です。


母はバリバリ働く人です。

キャリアはありませんが、仕事や家事も全力投球な人で、要領いいんだなと私は思っています。

頭や勘も鋭いというか、賢いなとも思います。

すごく多忙なのに、私がお手伝いとかサボッて、さらにお母さんに負担をかけてしまっても

ブツブツ愚痴ってはいますが、なんか巧いこと片付けてます。


我が家の大黒柱は母だと、私はコッソリ思っています。

お父さんの手前、そんなことは口が裂けても言えませんが。


また、割と自分のことは後回しで、家族のために生きているような所もあります。





前々から、腰から足にかけてシビれる・痙攣すると言っていました。

山登りが趣味で、あるとき登山中足の調子が悪くなって、パーティの仲間と別れ下山したとか、

行く予定だった山を諦めたとか、行く度に転んで怪我して帰ってきたり・・・。

それ以前に、毎日のように足を気にしていました。





最近、お腹が痛むと言って、近所の内科に行きました。

再検査と言われ、大きな総合病院を紹介され、今月あたまに行ってきて

血液検査をしました。




癌て、血液検査のマーカーで分かるんですね。

訳の分からない血液の成分?が羅列されてて、癌のマーカーの数値が正常値の遥か上でした。

その時点で、「まぁ間違いなく癌ですね」と言われました。

今って、けっこうハッキリ言っちゃうんですね。


私の中では、まず家族に告知して、本人に告知しますか?どうしますか?みたいな展開かと

思っていましたので。




それから、先日胃検査をやって、ここは異常なしでした。

昨日、大腸検査でした。

初診のとき、「たぶん9月から入院することになるだろう」と言われていましたが

この大腸検査をして、そのまま入院になりました。

私は、夜先輩と飲む約束をしていましたが、あまりにも急な知らせで

とりあえず、入院準備で身の回り品を持っていったり買ったり。

とにかく、今思えば混乱していたんでしょうか。

妙に落ち着いて機械のように動いていた自分でした。




そして今日、母本人と家族全員で医師の説明を受けました。

私はどこか、こんな簡単に告知するくらいだから、今の医療はすごく進んでて

昔ほど不治の病的なものじゃないんだな、と勝手に想像していました。


医師の話は、まず大腸ガンであること。

2センチの内視鏡が通らないほど大きくなっていたこと。(入院した昨日から流動食でした)

これは手術で取るから、それからは固形食OKであること。

でもワカメとかシイタケは駄目なんですね。 消化しにくいとか。


もうひとつ胴体の輪切り画像を見ました。

肝臓に広範囲なシミ(影)が写っていました。

肝臓への転移で、しかもだいぶ進行しているとの事。


ガンにはステージという段階があって、それは1~4あり、1から軽度、数字が大きいほど末期になります。

そして「残念ですが、ステージ4です」と言われました。


私は、やっぱりどこか信じていなかった。

ガンという病気を、あるのは分かるけど、分かっていなかったんです。

私は恥ずかしい。



なぜかフと、昔読んだ漫画だったかな、セリフを急に思い出しました。

「この幸せが未来永劫続くと信じてやまない奴! 大嫌いだ!」

頭の中で、このセリフを吐いた少年?が私に言ったのです。



私は、今ガンによって思い知らされました。

いい大人なのに、こうならないと、解らなかった。


とても悔しいです。 とても恥ずかしいです。


私は、母に何かいい事をしてあげたことあったかな。

これといって思い出せない。

でも私は、毎日家族が家に帰ってきて、ご飯食べて、あまり会話がなくても

普通に暮らしてた。

勝手に、何も無くて幸せだと思って暮らして、ただ思っているだけでした。

今になって、もっとお手伝いして料理習えばよかったとか、

入院してしまった今では、それすらできない。



本人はまだまだ普通な様子です。

体重は減ったけど、それは流動食のせいなのかな。 よく分からない。

今後、どうなっていくのか素人の私は全く見当もつかず

ただ、今できることをしようと。

でも、私、なんなんでしょう。 特別できることが少ない。

というか、買出し行くとか、家事やるとか、今日だって誰でもできることしかしていない。

医者は、母の治療をしてくれるのに、私はできない。

また、思うだけの今日、思うだけの私なんでしょうか。



戻りますが、説明してくれた医師は、まだ何かありそうなウズウズする話し方でした。

母はこんなときですら強く、

自ら、「正直あとどれくらいですか?」とか「末期ですか」とか

さらには「こちらも色々準備がありますので、はっきり言ってください」とか。


お母さんからこんな質問、  そりゃ気になるけど、いつもの気丈でハツラツとした感じで

言うんです。


「もし、このまま何もしなかったら、半年です」 医師は言いましたが

大腸ガンは手術で除去、肝臓は抗癌剤治療していくので、延命できるとのお話でした。


私はここまで聞いても、まだ、「延命」という単語に違和感を感じ

当然のように「治る」という言葉が出てくると、どっかで思っていたんです!


それから、気になっていた足については、関連はないとの事でした。


医師の話は終わり、そのまま家族で話しました。

母は、「もう覚悟はできてるから、肝は据わってるから」と。

「だから皆も覚悟してちょーだい」って。


覚悟ってどーやってすんの?

どういうのが覚悟なの。 私はまた覚悟した気になるだけじゃなくて?



とにかく、母は明るくて、私の兄弟も父もまぁ普通で、私も多分普通に見えただろうけど

特に自分から話しとかできなかった。



それから、しばらく居て帰ってきました。

今頃母はどうしているんだろう。 22時消灯って言ってたけど、真っ暗な病室、

いやだろうな。

家族も、それぞれの部屋にいるけど、どうしているんだろう。


消灯前に母にメールした。

昨日から入院して、「暇だ暇だ」いって、メールもすぐ返信きたのに

今23:50、返信こない。


特別な今夜。 他の人にとっては、いつもの夜だろうけど

母にとって、私にとって、家族にとって、奇妙な今夜です。



お母さん、返信ほしいけど、やっぱ無理だよね。

明日、病院いくけど、なんで人間て夜寝て、朝起きて、そこから行動しましょうみたいに

なってるのかな。

みんな寝てるから、それ邪魔しちゃいけませんみたいなのも。

今23:54分。

明日が遠い。


あ、でも、明日が遠いってのも、いい事なのかな。



明日、母は私に会っても、またいつものようにハツラツとしてるんだろうか。


とにかく、ちゃんとやることやって、ちゃんとやらないと。