霧を吐くエアコンは故障の前兆 | 素人のミシン使いブログ

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全くの偶然で突如ミシンを使った事がきっかけ、そのまま漬物になってしまった自分の製作記録にと、はい!

 家庭用でもそうだけど、車のエアコン(=クーラー)が霧を吐きだしたら・・・修理代を覚悟しなくてはいけない。 殆どの場合、ガスが足りなくなって霧を吐き始めるのでね。

 

 ま~中には新型のワゴンRの様に、アイドリングストップ中でも冷風が出る様に冷却剤が仕込んである場合は別かも知れんけどさ。 普通は結構な修理代が掛かる前触れだったりするのだな。

 

 家庭用でもそうだけど、フロンガスが70%位まで入ってれば問題なくクーラーは効く(らしい)。 ところが、これを下回ると、途端に利きが弱くなるので何とかしなければならない。

 

 ここでガス補充のみで済ませてしまった場合・・・そのうちコンプレッサーが焼け付くってトラブルに発展する可能性が高いのよね。 実はコンプレッサーは斜板式の場合水平対向円形エンジン(?)みたいな構造でフロンガスを圧縮している。 中にはウチのソニカみたくロータリー式コンプレッサーて奴もあるらしいけど、どちらにせよ潤滑油としてオイルが一緒に入ってる。

 フロンガスが何処かで漏れる=このオイルも少なくなる訳で、そのうちコンプレッサーが焼け付いてお亡くなりに・・・大金が掛かる訳。

 

 ちなみに代替フロンの場合、整備工場に持って行っても~エアコンが弱いのにガスが減ってない?って事がしょっちゅう発生する。 これは代替フロンの特徴で、ゴムパッキンの隙間から成分抜けするのだとか。

 厄介なことに冷媒としての成分が、いち早く抜けるため冷えなくなる&しかし故障とは認められないって原因不明なトラブルの元になったりもする。

 これならフロンガスの入替でトラブルは解消する・・・ついでに再注入時に真空引きする訳だから、一晩程真空状態を保てるか検査してもらうって手もある。 これで真空状態が保てないなら、どこかが漏れておる訳じゃ。 しかも真空にすれば、リザーバータンクに溜まったかも知れない水分も沸点が下がる=蒸発して排出されるので、フロンガスの循環が良くなる。

 

 しかし何故霧を吐くのか? 圧縮されて液体となったフロンガスは、エバポレーターって吹き出し口の奥にあるラジエターみたいな構造の中で、エキスパンジョンバルブって細いノズルから一気に放出して気体に戻される。 この時、周囲の熱を奪う気化熱って奴で(=冷風機の通販でよく聞くセリフじゃ!)周囲を冷やして&ファンで送風する訳やね。

 これがまた一気に冷やすモノだから、エバポレーターの周りが結露しまくって&ドレンから排出されるって寸法。

 

 ところがフロンガスが足りないと、バルブの周囲は結露するけど配管に戻る頃にはすっかり常温。 するとエバポレーターの最後の方は結露しない訳だから、結露した水が霧となって吹き出し口から出てくる。

 

 今まで古い車ばかり乗ってた関係から、詳しいじゃろ(笑) ほんで修理するか&いっそ買い替えるかって問題になる訳だけれども・・・。

 

 頼む!あと2日。 あと2日だけ持ってくれ(祈)