最後に出てきた魔女さん。

どうやら既出らしい。私、立ち読みするだけでコミックスも買ってないから細かい所記憶にないんだよね。

巻数が増えないうちに買うべきか…?

 

 

それから暫く魔女協会の誰もやってこなかった。

別にそれはどうでもいい。

それが当然と言うか、余りしょっちゅう来るものでもないだろう。自分達が習得方法を明らかにしていて、挑戦しに来るならともかくもそれがないのだから。

ただーーーー。

「何かあったのかな」

「そうですわね。傍観者を決め込んでいるわたくし達がどうこう言う立場ではありませんが」

「うん。助力するとは言っていても、向こうからしたら不確定要素でしかないしね」

「ええ。習得されていない魔法なんて、寝返る危険性が消えないと思われても不思議ではありませんから」

「----どう?」

キラがラクスにお茶を差し出す。

あの時言ったように、キラはお茶を淹れる練習を続けていた。

「…ちょっと渋みが残っていますわ。それが良いお茶もありますけど、これはそうではありません」

「ん~…難しいな」

「でもちゃんと上達していますわ。キラは真面目ですから」

「ラクスの教え方が上手いからね」

結局最後はイチャイチャに移行するのは最早二人のテンプレと言える。

「今度だれか来た時は僕が淹れるね」

「他の人の感想も聞いてみるのは大切ですわね」

「アスランあたりは最後にしたいな…」

キラがポツリと言った事に、ラクスが苦笑する。

まぁ、気持ちは解らなくはない。とにかく細かい、余計な一言も多い。

ついでにカガリと一緒にいたら、多分カガリと喧嘩になる。それもある意味避けたい事態だ。

「そうですわねぇ。やっぱり最初はマリューさんが最適でしょうか」

「後はイザークもいいかも」

穏やかに話しながら、心の何処かで反世界のことが引っかかっているのも確かだ。

「…どうなるかな」

本当はテレパシーだけで話せるのだが、声に出して会話するのは以前から。

それが大切だと思っているし、二人以外とのコミュニケーションがとりにくくなるだろうと言うのもある。

「どうなるでしょうね…ですが」

「ん、守りたいのは変わらないね」

キラの今の魔法としての力は、フリーダムの機能とリンクしている。どういう理屈なのかさっぱりだが、戦闘特化なのは間違いない。

 

その翌日、キラは週一のルーティンとして山を回っていた。

今日はラクスも一緒だ。

「キラさーーーん」

そこへ、シンが見えないシッポを振ってやって来た。

「やぁ、シン。今日は一人?」

「ルナ達も後から来ますよ。あと、これ」

シンが小麦粉が入った袋を差し出す。

「凄い量ですわね。重かったでしょう?」

「半分持つよ。そう言えば村の成立祭がもうすぐだったね」

珍しい事にこの村、建国祭ならぬ、村の成立を祝う成立祭が存在する。

その祭りにラクスとキラのお菓子が並ぶのが例年の村人たちの楽しみだ。

つまり今日は皆で材料を届けに来るという事なのだろう。