ミナカタさん、かっけぇ。あのナリで一人称が「僕」な所がなんかすっごい(語彙力)

そのバトル中にも続行される、師匠マウント合戦。

リボンキャンディ一族(姉妹?)全員、魔女なの?で、イチ抹殺が総意なの?なんかきな臭いなぁ。

ああ、「アンドク」もやっぱりダメそう…。

 

 

そうやって最初はぎこちなかったものの、時間が経つにつれて自然な雑談になっていく。

「ウロロはキラさんの事引きこもりとか言ってたけど、物知りだよな」

「うん。ラクスさんも」

何を言っても訊いても、ちゃんと答えてくれる。自分自身に関すること以外ははぐらかす事はない。

「それなりに長く生きてるからね」

「ここに腰を据えたのは30年前位でしたから」

「だよね。引きこもりって言われるほど一ヶ所にいた訳じゃない」

ここに住み始めて暫くして、元々あった麓の村にあの頃の人達が次々と転生し始めたから何処にも移動しなくなっただけ。

自分達がいたからそうなった、と言う訳ではないと思っている。そうであるなら、以前住んでいた所でそうなってもよかった筈だ。

尤も、ここがかなりポツンとしている地理的理由も関係している可能性もある。

「じゃ、この山とあの村が気に入ったって事なのか」

「そうなるね」

何故か自分達の親世代はいない。そして結構バラバラに生まれている。

ムウとマリューは今8歳差だし、アスランとカガリは今年11歳。あの時と同じ年齢差なら、アスラン達も20歳になっている計算だ。シンとルナマリアの二人は同い年になっていて、今年8歳だ。

他のメンバーもまちまちだが、病気や事故がない限り、期間はバラバラでも一度は出会える年齢差である。

「そう言えば、鏡の設置ってどうなってるの?」

「俺達にはまだ何とも」

「ちゃんと決まったら、お知らせしますよ」

「そっか。なんかただ待ってるだけって落ち着かなくてね」

「ああ、なるほど」

そうなるのは解っているのに、日にちがぼんやりとでも決まっていないのは落ち着かないのはな何となく解る。

「帰ったらデスカラスに伝えとく」

「うん、お願い」

『鏡が設置されれば、お菓子をお渡ししやすくなりますわね』

魔女協会としては、別に遊び(お菓子)目的で設置する訳ではないが、キラとラクスと親交を深める事自体は悪い話ではない。

「じゃぁ、今日はこの辺で」

「お茶もお菓子も美味しかったです」

「うふふ。また来てくださいね」

ラクスが嫋やかに微笑む。

甘いだけではない、何処か芯の強さも感じさせる微笑みに、ゴクラクは姉のリチアを思い出した。