ところで前回の新連載陣が軒並み虫の息なんですが。
その前の新連載も全部打ち切られたし(「さむわん~」は少し時期がずれてる)大丈夫か、ジャンプ。
今回のもなんか、こう、打ち切られなくともヒットする予感がしない。
ラクスがお茶を淹れると、清涼な爽やかな香りが広がった。
「どうぞ。疲労回復の効果がありますわ」
「ああ、ありがとう」
飲んでみると、香りと同じようにすっきりした味わいで気持ちが落ち着く。
これはかなり回数をこなしている。
村人が来れば何時も同じようにもてなしているのだろう。
「習得方法は教えて貰えるのだろうか」
「僕、ここを離れる気はないので」
「わたくしもですわ」
デスカラスの質問に、キラもラクスも速攻で拒否した。
「どうしてそんなにこの村に執着するんだ」
この質問には二人してゆったりと微笑んだだけだった。どうやらこれも答える気がなさそうだ。
「まぁ、ひとつ言わせてもらえるなら誰かに習得されるのなら、僕らは同じ人に習得されたいなって」
「ええ。キラと離れるなど論外ですわ」
薄々解っていたが、どうやらこの魔法たち、恋人や夫婦のような関係らしい。確かに人格や性格、感情がある以上あってもおかしくない関係性だが…デスカラスも今まで見た事がない。
「イチャイチャしおってからに」
「あれ?羨ましいの?」
「んな訳あるか!引きこもりが」
「僕は平穏に暮らしてるだけなんだってば。誰に害なす気もないし、害される気もないけどね」
これも先ほど言っていたが、外から攻撃されない限りは大人しくしている…戦闘自体が嫌なのかもしれない。
それでも攻撃されて一方的にやられるだけで反撃しないなんて、普通にありえない。対抗するだけの力を十分に持っているのなら尚更だ。
「ウロロ様。キラを侮辱されるのは許しませんわよ?」
今まで穏やかな空気を纏い、優雅に微笑んでいたラクスが少々黒い、不穏さを醸し出す。
キラは大切なものに手を出すなら許さない、というスタンスのようだが、どうやらラクスも同じらしい。これも当然と言えば当然の話だ。
「その平穏が脅かされるとしたら?」
「----反世界の事ですか?」
「知っているのか」
「これまでは気まぐれに現れていたようですが、今回はどうも動き方が違いますね」
「ああ。組織立っている」
「あの…ずっとここにいるんですよね?どうして解るんですか?」
クムギがそっと口を挟む。
「鳥が見てきたものを読み取っています」
ラクスが驚愕の答えを言ってよこす。
つまり全てとはいかないが、鳥からあちこちの情報を得ているという事か。
反世界側もキラ達の情報は持っているのだろうか?
キラの「カウンター能力」を知っているなら、下手に手出しは出来ないと考えてもおかしくはない。
しかし棺は人間と魔法が親しくする事を嫌悪している。キラの能力を攻略する方法を見つけたら、速攻でやってくる可能性もある。
デスカラスがそこを指摘すると、キラは静かに頷いた。
