昨夜の地震、怖かった…。

丁度入浴中だったから、そういう意味でも「やめろ、止まれ(必死)」と願ってました。

去年のお盆の時と同じような(◎_◎;)

 

 

キラとアスランの言葉に、カガリは目を丸くした。

「方向転換したのか」

「素材そのものがなくてね」

「父上に頼めば何とかしてくれるかもしれないが…余り大事にしたくないからな」

あの頃と同じように強面な父だが、あの頃と違ってビックリするほど子煩悩だ。いや、後の記憶に塗りつぶされてしまっただけで、血のバレンタイン以前の父は不器用ながらもちゃんと愛してくれていた。

そして今のパトリックはあらゆるジャンルのコンピューターゲームを中心とした玩具会社の社長だ。

彼の伝手を使えば近いものを入手できる、或いはこちらが欲しがっているものを作ってくれる会社もあるとは思うが、ここで「外部」に知られるのも嫌だ。

「大和はスポーツ用品が中心だからな」

「園子ちゃんの所は幅が広いけど、こっちの事に巻き込むのもね」

「まあなぁ」

それに向こうからすれば子どものお遊びに付き合わされるのも、決していい気分にはならないだろうし。

「そう言えばアスラン」

「うん?」

「新一が焼きもちを焼いていたぞ」

「…は?」

彼が幼稚園の時にキラを女の子と勘違いして一目ぼれして、けれどその後、キラ本人の人となりを知って、その初恋を継続中なのは知っているが、自分がカガリと付き合っているのを彼の方も知っているのに。

「キラにもな」

「僕?」

「何で自分より、キラの方がアスランの幼馴染っぽいんだって」

「「あー」」

そこはちょっと失敗した、と言う所か。

とはいえ、今更行動を変えるのもおかしいし、出来るとも思えない。

「一応、趣味が合って同じレベルで話せるのがお互いしかいないからだろ、とはフォローしておいた」

「ありがと、カガリ」

「助かる」

こういう部分が以前の経験が生かされている、と思う。

 

それから一ヶ月程して。

「新一」

「なんだ、アスラン」

「ちょっと博士に頼みたい事があるんだが、空いている日があるか知りたい」

「また綺羅と工学系の話か?」

「まぁ、そんなところだが…別に新一も一緒でも構わないんだぞ」

カガリから聞いた話を思い出してアスランがそう言うと、新一は妙な顔をした。

「ん?」

「解らない話ばかりの中で、ポツンとしてろって?」

普段の新一にはないような拗ねた言い方に、アスランは内心で苦笑した。これはちょっと根が深そうだ。

「いや?今回は交渉だ」

「こうしょう?」

阿笠と何を交渉するのだろう?

首を傾げる新一に、アスランが続ける。

「それはその時に。で、頼んでいいか?」

「今回はいいけど、これからは俺を通さずに直接話せばいいんじゃないか?博士の家は俺の隣だけど、二人だって博士とは親しいんだし」

「それもそうだな」

とはいえ、そうすると本当に新一を疎外してしまう事になってしまうのだが…その辺はどうするべきか。