最終日、行こうと思ってたのに、腹痛と胃痛でダウンした。

一番の祭りは終わったけど…配信早やっ。

その内、UーNEXTも入れてくれるかな。今までのガンダム作品は入ってるし。

 

 

「アコード、ねぇ」

あのオルフェの演説を最初に聞いて感じたのは「うっわ、痛々しい子供来た」だった。

「えぇ…」

リミの率直な一言に、流石にキラがおかしな声を上げてしまった。

「直接会ったり、戦ったキラ達とは全然違う感想なんだろうとは思うわ」

「うん、それでいいよ。てか、そういう意見が聞きたい」

「私はファウンデーションの案件には関わってなくて、寧ろその頃は最後の案件が終わりに近づいてて、メインはオーブ軍復帰の手続きや引継ぎになってたし」

それはそれとして、コンパス出向が決まった時に「念のために」とアスランが、あれこれと資料を見せてはくれた。

とはいえ、ここで求められているのは第一印象の方だろう。

「コーディネイターの上位種?普通より優秀ってだけなら、別にラクスだけでなくてキラやアスラン、バルトフェルドさんだってアコードで良くない?とか」

「あー、そういう風にも考えられるのか」

シン自身は正直、あの時はあれこれ情報の洪水で、起こった事件を消化するのに手いっぱいで、「アコード」というものに対して考える余裕なんてなかったし、終わった後は「全員全滅」という感覚だった。

そう言えばラクスも同胞だとか言ってたな、と思い出す。

「で、そんなに自分たちが優秀だっていうなら、レクイエムでの脅迫なんてしないで、正攻法で導いていけばよくない?とか。しかもそれ自体、デュランダル元議長の二番煎じだし、言ってる事とやってる事の乖離が激しいなぁって」

だから、万能感に浸ってる拗らせた子供って印象が大きかったのだ。

その上、既にレクイエムでの大虐殺もやった後。

従わなければ殺します、という脅迫。

その内「自分たちが導く存在」もいなくなりそうだな。

脅迫で逆らわない相手ばっかりになったところで、それは「導く」とは言わないのでは?

それとは別方向で腹が立ったのは、そのレクイエムの正当性主張の為にラクスの名前を使ったこと。

「ただ、これはキラやラクスと親しいから思った事じゃないと思うのよね」

これまでのラクスの言葉と行動を見ていれば。

そもそも今までラクスは自分の意志を伝える時は、必ず自分で最初に名乗っていた。

それがないだけで違和感を感じた人は、きっと相当数いたとは思う。

「まぁ、そう…だね」

その時、ラクスのことを信じ切れずにいたキラは、少しばかりいたたまれない気持ちになる。

勿論、その時の事はアスラン・メイリン経由でリミも知っているのは解っているから、リミ自身のことを考えると別に嫌味とかではないのも解る。

本当にただの感想として受け入れるのが正しいのだろう。

「で、後でアスラン達に聞いた精神感能力ってやつ?」

あれはもう超能力の域では?