春眠暁を覚えず~。

毎日眠い~。

相変わらず蘭厳しめです。蘭ファンはバックプリーズ。

 

 

そう言えば、あの時警察学校組が5人揃ってワチャワチャしていましたから、公安ではないのかもしれません。

そうなると捜査一課でしょうか。

彼のスキルからすると、そこが一番妥当だと思います。スキルと言う意味では、一課でも「宝の持ち腐れ」だと思う位のとてつもないハイスぺな人ですが。

本人がその気なくても、配属される事はあるでしょうし。私がごちゃごちゃ考えても仕方ないんですけどね。

「…あの人」

「志保ちゃん?」

「以前、麗音さんが見てた人の一人じゃないかしら」

!!これは流石の記憶力です。

私と違い、初見の志保ちゃんが覚えているとは。

もう今は、こちらを見る事無く事件のあったテーブルで、やって来た刑事さん達と何かやり取りしています。

―――来たのって、目暮班ではないですね。

まぁ、一口に捜査一課と言っても沢山班がある筈ですから、これは別に不思議な事はないのですが、彼らでなかったという事は…工藤新一とのフラグはまだそこまで立っていない、のかもしれません。

 

結果として私達二人は「その場に居合わせただけ」になりました。

ああ…良かった。

何か訊かれる(事情聴取?)事もありませんでしたし、降谷さんから声をかけられる事もありませんでした。

「もうこんな場面に居合わせたくはないわね」

志保ちゃんの言葉に全力同意します。

原作だと志保ちゃんは数え切れない位の事件に関わっていますが、普通の女の子なら当然の言葉です。

誰だって、刑事事件に関わるのは嫌な筈です。

嬉々として事件に関わる…何なら事件を探して回る探偵団はメタだとしても異常でしょう。

尤も「黒の組織」が存在せず、江戸川コナンが生まれる事がないのなら年齢的に本当に関わる事はないので、それは良しとしましょう。

「月宮会長!」

ええええぇぇ――――っ!?

何であなたがここにいるのですか―――!?

瞠目した私に向かって、工藤新一は上から下まで私を検分するように見ました。

「怪我はないようですね」

「…は?」

「本屋から帰る途中で、パトカーが並んでいる喫茶店から会長達が出て来るのが見えて」

この話し方だと、警察に協力はしてない気がしますがどうなのでしょうね。

「心配してくれたんですか」

「そりゃしますよ、当たり前でしょう」

隣に私など比べ物にならない超美少女の志保ちゃんがいるのにガン無視です。

これは…本命以外一切目に入らない工藤新一そのままの行動ですね。優しいのもそのままです。

とはいえ、見ず知らずの相手だとしても、もう少し志保ちゃんの事も気にしてあげて下さい。