このお話の落としどころをどうすべきか。
恋愛エンドばかりも芸がないしなぁ…。唯一違うのはAルートBルートに分かれたⅤ位か。
相変わらず蘭厳しめです。蘭ファンはバックプリーズ。
工藤新一の問題がひと段落した後に、またしても驚愕の出来事がありました。
アメリカとイギリスにそれぞれ短期留学していた兄二人が、帰国してきました。いえ、それ自体は予定通りですし、将来の起業の知識や経験を得る為で、学費はともかく生活費は自力で稼ぐと言う自立のさきがけもやっていました。
そしてやっぱり本人達の予定通り、更に優秀になっての帰国です。
驚いたのは一緒に起業すると言う人達の写真を見せられた時です。
―――――ジン‼ウォッカ!
確かにこの世界線では「黒の組織」は存在しないだろうと想像はしていましたが、これで確定事項としていいでしょうか。
ちなみにジンは短髪でした。
そしてウォッカは…サングラスをしていません。まぁ、一般人でもサングラスを常用している人はいますが、彼に関してはキャラ付の意味が大きかったのでしょうし。
悪の組織の幹部としてはさておき、普通の社会人としての能力はどうなのでしょうね。
尤も、兄が一緒に起業しようと考える人達ですから、それ相応の能力はあると考えていいでしょう。
それに何より、私が彼らと関わる事はそうそうないでしょうから、そんなに深く考える事はしなくていいかと思います。と言うか、やはり原作知識のせいで少々偏見混じりな言動をしてしまいそうな気がしますので、関わるとしたら兄達の企業が成功して、彼らと兄達の信頼関係が強固になってからの方が無難でしょう。
ああ、心臓に悪いです。
出会って良かったと純粋に思えたのは志保ちゃんだけですね。
でも警察学校組は偶然見かけただけで、恐らくこれから先に関わる事はないと思いますし…寧ろ、関わりたくないです。
イケメン揃いですし、人間性も間違いないのですが、関わったら波乱万丈待ったなしな気もしますから。
イケメンで優秀となれば、それこそ女達が放っておかない筈なので、そこに関わって苦労するのはもうこりごりです。
兄達と縁が切れる事はありませんから。
女の嫉妬は恐ろしいのです。
工藤新一が私のことを諦めてくれさえすれば、平穏な生活を送れると思います。
そうは思いますが、彼が原作ママの彼であれば、そうそう簡単には行かないのは間違いないです。
暫くは彼と邂逅する以前の生活を送るとしましょう。
問題の先送りとも言えますが、何か起きる前にあれこれ考えるのも疲れますもの。