更新頻度を改善しなければと言った舌の根も乾かぬうちにこの体たらく…。

相変わらず蘭厳しめです。蘭ファンはバックプリーズ。

 

 

本題は毛利蘭のストーカー行動についてです。

勿論、私は彼女の行動について全て知っている訳ではありません。

ただ数少ない邂逅での、毛利蘭、工藤新一、鈴木園子の様子を見ての判断です。

ですが、調査の結果で有希子ママもそう判断したようです。もしかしたら優作氏も、でしょうか?

「とりあえず、明日蘭ちゃんの父親に会う事にしてるの」

「ご両親に忠告という事ですか?」

「そう…ね」

この一瞬の間は、本当は毛利蘭の両親が別居しているからでしょう。尤も、本来の私の立場では知りようがない事です。

「そちらはお任せします」

「ええ、勿論。それでね」

「はい?」

「この問題がクリアされれば、新ちゃんが麗音ちゃんを口説くのはいいって事よね?」

――――――流れで言えば、そうなりますね。

「それで私が彼に恋するかは、別の話ですよね?」

「ええ。そこは新ちゃん次第、ですもの」

ちょっとホッとしました。

許婚とは言っても昔と違って、本人達の意思が尊重されているのはいい事です。

「うふふ。でも新ちゃんってクールそうに見えて結構情熱的だから、心してね」

……知っていますとも。

冷静ではあるけれど、結構どころか相当熱い男である事は。そうは言っても、一応私が卒業するまでの一年間と区切ってあるので、それを乗り切ればいい筈です。

絶対に絆されたりしません。

見目も中身もいい男なんて、兄二人のおかげでちゃんと耐性がついていますから!

 

これで暫くは静かでしょう。

まぁ…もしかしたら工藤新一の猛アタックが始まるかもしれませんが。

私の理想としては毛利蘭の問題が解決せずにこのまま卒業と言うのが望ましいです。

あれに苦労し続ける彼の事を考えれば、少々胸が痛みますが…ここは心を鬼にしませんとね。

平穏な、安心・安全な人生の基盤を手に入れる為です。

探偵なんて危険な職業、実際に妻となる事を考えたら私のメンタルが持ちません。

工藤新一だって、妻が心労でやつれるとか倒れるとかなんて、嫌でしょうし?

私達が結ばれない方が全方位にウィンウィンだと思います。