私が免許取った頃は最安値でガソリンℓ/80円台だった時期があったなぁ…。今の諸問題が解決しても、流石に100円切る事なんてないだろうな。

相変わらず蘭厳しめです。蘭ファンはバックプリーズ。

 

 

有希子ママからの連絡から3日が経ちました。

やっぱりまだ連絡はありません。

もしかして次は帰国してから直接、という事になるんでしょうか。

それにしても工藤新一に毛利蘭を押さえられるのが驚きです。あれだけ生徒会室前で「デモデモダッテ」して、工藤新一だけでなく鈴木園子の言葉も聞かずに駄々こねを続けた人なのに。

いえ、工藤新一の能力がどうこうではなく、人の言う事を聞き入れる事がない…と言うか、何でもかんでも自分の感情のままに行動する人だと思っていますので。

「ああ、憂鬱…」

本当にどうしてこんな事に…。

今まで記憶持ち異世界転生という事以外は、ごく普通に平凡に生きてきたというのに。

違いますね。

本当は10年以上前に巻き込まれていたのですから。

もしかしてこれが私に対する「転生チート」なのでしょうか?だとしたら嫌すぎます。

チートであるなら、私自身の能力強化とか容姿向上とかにして欲しかったものです。

 

GW直前、有希子ママがやって来ました。

眩しい。

眩しいほどの美人です。

この人の義娘になって、この人の傍にいるなんて…無理です。無理過ぎます。

だというのに。

「うわ~、流石ハル姉さんの娘!直接会うと、可愛さが目に染みるわ~」

お世辞にしても程があります。

でも一人で来たのですね。優作氏はともかく、工藤新一の方は一緒に来ると思っていたのですが。

とりあえず、事前アポはあって、こちらも迎える準備はしてあるので応接間に通します。

「はい、お土産」

「あ、有難うございます」

アメリカ土産…パッと思いつきませんが、少なくとも普通よりはお高いものなんでしょう。

「それで本題ね」

「はい」

お土産は母に託しました。

…何だかちょっとおかしな図式ですよね。当事者と当事者の親って。

それに私は有希子ママに対して漫画での事前知識がありますが、普通初対面の大人に一人で対峙するってあり得ませんよね?なのにどうしてこんな事に。

「緊張するかしら?」

「それは…まぁ、そうですね」

「この間お話した時に、麗音ちゃんがとても大人っぽくて落ち着いてる子だと思ったから、ハル姉さんに相談したら『大丈夫』って言ってくれたんだけど」

…母よ、貴女のせいですか。

一応、中身はとっくの昔に成人済みなので、苦痛という訳ではありません。

ただこの美しさに圧倒されてるだけで。

志保ちゃんで免疫をつけてた筈なのに、大人の女の成熟した美しさは別格でした。