「約ネバ」アニメ化キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!…ノイタミナか。まぁ、あれを日曜朝とかゴールデンには流せないよな(^◇^;)
本編、おじさんとレイが正に少年漫画のヒーロー然と登場してきましたよ。これで形成がどう変わるか。来週が待ち遠しいよ―――。
容赦なく蘭厳しめです。蘭ファンはバックプリーズ。
それはまだニュースになる前、担任に朝のHRで伝えられた。
葬式には義務ではないが、クラス全員での参加が認められた。他の学年、クラスの生徒は完全任意で。ただし、それ以前に工藤家に行く事は誰であろうと厳禁だと。
「私もダメなんですか!?」
最後の言葉を聞いた瞬間、蘭は立ち上がって叫んだ。
ここ最近の蘭の言動は、既に教師達も知る所だった為、そんな蘭に対して担任教師は溜息を吐きそうになったのをグッと耐えた。
「誰であろうと、と言っただろう。これは工藤のご両親の意志だ。そして毛利、お前なら例外的に認めるという言葉はなかった」
「そんな!私は新一の幼馴染で恋人なんですよ!!」
「何度も言わせるな、例外はなしだ。工藤が一人っ子なのは知っているだろう。最後を家族で静かに過ごしたいという、親としての願いを踏みにじる気か」
教師らしからぬ冷たい、きつい言い方だったが、これ位言わなければ蘭は止められないだろうという考えがあっての事だ。
「私だって、もう少ししたら新一と結婚して家族になるんですよ!」
「…今は赤の他人だろう。とにかく、お前が何を言おうがご両親の意思が変わる事はないだろう」
「だけど」
「いい加減にしろ。工藤の死を悲しんでるのが、お前だけだと思っているのか」
教師自身、悲しくない訳がない。ある意味で問題児でもあった新一だったが、それでも後ろ指をさされるような事はしていなかった。長く休学しているが、可愛い生徒の一人には違いのだ。
担任の言葉に、蘭は漸く周りに目を向けた。
目に入ったのは、肩を震わせている者、顔を両手で覆っている者、拳を握り締めている者、俯いたままの者…様子はそれぞれ違うが、蘭のように声を上げる者は誰一人としていなかった。
蘭は真っ赤になった。
それは羞恥の為か、怒りの為か。
中には、喚き散らす蘭に白い目を向けている者もいた。
元々蘭に対して呆れや憤りを覚えていた者が多かったのに、これが決定打だった。
『毛利蘭は工藤新一を愛しているのではない。工藤新一に愛されている自分を愛しているだけなのだ』と。
新一の死という情報に対して彼の死を悲しむより先に、自分が如何に新一にとって特別な存在なのかを訴えたのだから。
そしてそれを否定されれば、やはり彼の遺体と対面できない悲しみではなく、「自分が拒絶された怒り」を露にする。
「…蘭、もう止めな」
そんな最悪な空気の中、漸く園子が小さく蘭を止めた。
「園子!!園子だって、私がどんなに新一を待って上げてたか、知ってるでしょ!?」
「新一君を待ってたのが、自分だけだって思ってるの?!あんたみたいに表に出さないだけで、皆だってずっと待ってた!今の皆の様子を見て、それが解らないの?それとも常に言葉に出さなきゃ、待ってたって事にはならないって言うの?!」
感情表現は豊かだが、普段の園子は怒りの沸点がとても高く、蘭のように簡単に興奮したり激昂するなどという事はない。その園子が放った、怒りと悲しみの入り混じった言葉に流石の蘭も口を閉じた。
「あんたは事ある毎に『新一君の幼馴染』だって強調するけど、私だって幼馴染みなのよ!」
確かに園子は散々、新一と蘭の仲をからかい、蘭を煽って、新一より蘭に肩入れしてきた。けれど、これは…幾らなんでもあんまりではないか。
そしてこれもまた、決定打になった。
毛利蘭と、鈴木園子の友情に入った修復しようのない、巨大な亀裂。
