後は大団円を書くだけなんだけど、なかなかいい纏めが思いつきません( ̄Д ̄;;

という訳で、小ネタ。でも、微蘭厳しめ。

 

 

初っ端から失礼。

私はいわゆるトリップ系転生者です。物心ついた頃には、それを自覚していましたので、なるべく普通の子どもでいる事に苦戦しました。

色々綻びがあったとはいえ、工藤新一が「江戸川コナン」を演じていた凄さと苦労がよく解りました。

はい、私は彼の世界を知っています。

なので、自分が住んでいる地名が「米花町」である事を知った時には、絶望しました。

ああ、誤解しないで下さい。

私はアンチではありません。ライトとディープとの中間位にいるファンでした。今はその世界の住人となってしまったので、過去形です。

何故絶望したか?

私はごく普通の一般人です。この世界で生き残る自信はありません。

ちなみに前世の私は、大学卒業したてのOL一年生でした。大学時代から一人暮らしでしたので、家事は得意とは言いませんがそれなりに出来ました。

そう言う特筆すべき点のない、本当に何処にでもいるモブな人だったのです。

…解るでしょう?

無関係でいる以外、無事にいられる保証はないのです。しかし、何時、何処で接点を持ってしまうか解りません。

幸いな事に高校三年生に進級したこの春まで、「工藤新一」の名を聞く事はありませんでした。

何しろあそこは「サザエさんワールド」に突入して長いので、今が西暦何年かなどという事は何の関係もありませんから。

しかし…生徒会長として今年の新入生代表になったのが彼だと知って、ショックでした。

いえ、ファンだった者として、彼と接点を持ちたい気持ちはゼロではありません。ですが、それより命が大事です。前世で22歳で早逝してしまったのですから、今回は長生きしたい、と思っても罰は当たらないでしょう。

それに何より、「毛利蘭」とは決して接点を持ちたくありません。

死にたくない以上に「似非悲劇のヒロイン」の悪役にも引き立て役にもされたくはありません。

幸いにも、彼が「高校生探偵」として活躍を始めるのは二年生になってから。その頃には私は卒業しています。

つまり、在校中に親しくならない限りは接点は出来ようがありません。――――油断はできませんが。

あ、平凡な私が何故生徒会長か、ですか?

やはり前世での知識や経験があちこちで零れ落ちていたらしく、「優秀な人間」と認知されてしまったせいです。まぁ、この後は典型的な「二十過ぎればただの人」になるでしょう。

原作を知る者として、一つでも何か突出した能力があれば、死亡者を救おうとしたかもしれません。見捨てるという罪悪感もない訳ではありませんが、私のような者が出しゃばったりしたら、却って事態を悪化させてしまう可能性がありますし(あの毛利蘭のように)、最悪私という死亡者が増えるでしょう。だって、私は「ヒロイン様」ではないのですから。

それとなく忠告や助言をするくらいならできるだろう?

だから、関わりたくないと言ってるじゃないですか。

私はモブのままでいいのです。

いえ、一コマも登場しない、モブ以下でいいのです。生徒会長である以上、そこは少し無理かもしれませんが。

 

―――神様。何故、こんな些細な願いを聞いてくれなかったのですか。

 

 

小ネタ。