沢山報道がされてますが、一言。「鉄腕DASH」、ずっと見てたのに―――!!。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

蘭は存在しませんが(基本)蘭厳しめSSです。蘭ファンはバックプリーズ。

 

 

新一は降谷と梓の事を、両親にも志保にも話さなかった。別に口止めされた訳でもないが、勝手に話していい事ではないからだ。勿論、松田達にも。

彼らに関しては、気の置けない友人であるからこその揶揄いやらもあるかもしれないし、それは避けたかった。

“何か進展があるまではそっとしておいた方がいいよな”

降谷が自分から話すのなら別だが、彼自身自分が梓を好きなのかどうか、判然としていなかったのだから。

そんな中、アメリカから驚愕の報告があった。

「マジか」

「驚いたね」

「…父さん。エイプリル・フールにはちょっと早いぜ?」

「失礼な子だね。私がこんな嘘を吐くとでも」

「父さんには愉快犯的な所があるからな」

大体、なぜ自分にではなく、優作に連絡が入るのだ。

そう言う、少し子どもっぽい独占欲めいたものを見せた新一に、優作は小さく笑った。

「メールの一斉送信でもよかったのだろうけどね。一応代表として、私に最初に知らせてくれたらしい」

「いや、それでもな」

本物の血縁でもある宮野姉妹よりも先なのは、優作が全員の保護者であり、庇護者だからだろうか。

「今日の夕食の時に、皆にも話そう」

「何で俺にだけ?」

優作はまた小さく笑った。

「今みたいなところを、志保さんに見られたくはないだろう?」

ムカ💢

やはりこの父親は愉快犯だ。

だが、ここでこれ以上の反応を見せては、優作の思う壺だ。

「ま、赤井さん達が幸せになるんだったら、別にいいさ」

そう、アメリカからの報告は、赤井とジョディが(自分達から見れば)よりを戻した、という事だった。

その詳しいいきさつまでは、赤井は語らなかったらしい。しかし、ジョディはともかく、赤井がというのが意外だった。

“もしかして”

明美が成実という相手を見つけ、彼自身のしがらみ・後悔が薄くなったからだろうか?彼女が幸せになったのを見届けて?

“けど、まぁ…降谷さんと言い…俺が言うのもなんだけど、不器用な人達だよな”

今度は新一が小さく笑った。

「新一?」

「お祝い、しないとな」

「そうだね。春休みに、行くかい?」

「その辺は皆に話してからだろ」

新一が言うと、優作は肩を竦めた。

最初の反応は自分が思った通りだったが、すぐに切り替えてしまった。ずっと精神の成長が停滞気味だったが、ここにきて少しづつ動き始めているらしい。

恐らく、前の時の時間に近づいている事も影響しているのだろう。

「あ」

「どうしたんだい」

「一応、降谷さんにも知らせておかないと」

「ああ、そうだね」

 

――――――「赤井が?」

電話の先で、少しばかり不機嫌そうな、それでいて嬉しさも滲んでいるような、判断できない声が聞こえてきた。

「え、と。失礼を承知で言いますけど」

「僕が赤井への対抗心で、梓さんとの事を進めるとか思ってる?」

「――――わー、すごい」

棒読みな新一の声に、降谷は聞こえない程度の溜息を吐いた。そう思われても仕方ないかもしれないが、流石にそれは梓が可哀想だろう。

「僕には僕のペースがあるよ」

「ええ。余計な事言って、すみません」

「いや、気を遣ってくれたのは解ってるから」

降谷にもそうだが、梓のことも気遣っているのだ、新一は。

「じゃ、何か進展があったら、また教えてくれ」

「はい」

電話を切ると、降谷はかつて殺したいほど憎んで、けれどライバルと認めた男を思い出した。

“よかったな、赤井”

この程度の祝福は出来る、のだ。自分でも。

 

 

まぁ、実際は赤井さんとジョディが元さやはないと思いますが。