去年見に行かなかった「から紅~」、金曜ロードショーで見ました。とってつけたような、和葉は競技かるたで結構強いという設定。この時点で「は~(-"-;A」でした。そして全編に渡ってウゼェ。

もうね。当て馬ピエロにされた紅葉ちゃんが可哀想で、可哀想で。

で、和葉が「忍ぶれど~」を自分の気持ちみたいに言うんですが…何の障害もないのに忍ぶ必要なんぞないヨネ?つーか、全く忍んでないし。あんだけの事があって、(映画というのもあるけど)やっぱり何一つ進展しないし。

本当にここまでくると「初々しい」とか「可愛い」とか全く思えず、「毎回毎回ウザッ」としか…。うん、金払って見に行かなくてよかったわ。

…長くなりました。

蘭は存在しませんが(基本)蘭厳しめSSです。蘭ファンはバックプリーズ。

 

 

その話を聞いて、新一は目を円くした。

「降谷さんって、梓さんのこと好きだったんですか?」

「…どうだろう?」

「はい?」

「大切に思っていたのは事実だし、感謝もしていたよ。でも、恋愛感情はなかった、と思う」

「なんなんですか、それ」

「まぁ。僕も恋愛経験なんて、数える程しかないんでね」

降谷の思想、実際の仕事を考えれば、それはそうなるだろう。寧ろ、「数える程」と複数ある方に驚く位だ。

「決定的に経験不足な訳だ。それに多少なりと打算もある」

「打算?」

「前を…既に彼女の人柄を知っているからこその安心感、そしてあの彼女なら僕を受け入れてくれる可能性が高いんじゃないかってね」

酷い男だろう?

自虐的に笑う降谷に、新一はどう言うべきか迷った。

前の時の降谷の孤独を断片とはいえ知るからこそ、そしてその孤独を自分の生き方では当然の事と受け止めていた事も知っているからこそ、彼が警察や司法とは全く関係のない梓に自分から近づいた事はいい変化だとは思う。

けれど、降谷の「打算」で梓が傷付くのもダメだと思う。

勿論、降谷がそう言った事を気取らせるとは思わないが、恋愛ごとに関する女の勘と言うものが、多少の個人差はあれ侮れない事は流石に新一も知っている。

それに何より、自分に恋愛のアドバイスなど出来る訳がないではないか。

では、降谷はなぜ自分に話したのか。

単なる報告とは違う筈。前には一度も訪ねる事がなかった…今回もそれこそ数える程もない位にしか来なかった彼の自宅に誘われた事が、それを物語っている。

「俺は今回、前の時に組織に関係なかった人とは積極的に関わっては来ませんでした。でも、梓さんには俺もお世話になったし、大切な人の一人です。だから傷付いて欲しくはない」

「だよね」

「でもやっぱり優先順位はあって、降谷さんに幸せになって欲しい気持ちの方が大きいんです」

それでも出来るのは、自分の気持ちを正直に伝える事だけだ。

「酷いのは俺も同じですよ。貴方が幸せになるのなら、相手は梓さんでなくても構わないと思ってるんですから」

梓にとっては失礼極まりない話だ。

「―――新一君」

この言葉に、何故か降谷がキラキラした表情になった。

降谷にしてみれば、新一がこれ程までに自分を大切に思ってくれていると改めて解ったのだから、それはもう嬉しい事なのだ。

しかし新一からすれば当たり前の事を言っただけなので、この反応が不思議で小首を傾げた。

「うん。僕も僕自身が幸せになるように努力するよ」

今でも十分幸せだけど。

「応援してくれる?」

「そう、ですね。降谷さんの梓さんへの気持ちが確定したら」

「ありがとう」

先日、梓に見せた以上の笑顔で、降谷は新一に礼を言った。

どうやら彼が女性との幸せを手にする為には、「工藤新一」を卒業する必要があるらしい。

 

 

梓さんにスライディング土下座。

腐臭がするよ…(;´▽`A``やはり「執行人」に引きずられている模様。