本日、今年初めての日曜の休みです(12月だっての)
福岡国際マラソン見ながら、これ書いてます。
学生駅伝が大好きなのです。でも仕事が仕事なので、出雲が見たい、伊勢が見たい、箱根が見たいで休めやしませんが。
蘭は存在しませんが(基本)蘭厳しめSSです。蘭ファンはバックプリーズ。
少しばかりぎくしゃくしながらも、何とか事件は解決に導けた。(内容が全く同じだった)
新一の四苦八苦は、まるで実らなかった。
成実は終始赤井を不信の目で見ていたし、赤井はそんな成実を見事にスルーしていた。
“ええ?赤井さん逆行したよな?なんで、そんな態度なんだよ!?”
彼の言動を見れば、逆行は間違いない。
そして自分の言動を見れば、成実が自分にとって大切な存在だと汲んでくれないような鈍い人ではない。
それなのに。
そんなこんなの中、それでも最後に何とか互いの番号とアドレスを交換する事に成功した。
最後に新一と赤井が話しているのを、有希子の隣にいて成実は見ていた。
「有希子さん」
「なぁに?」
「ワトソンって、医者でしたよね」
「ええ。そうだけど」
「僕、医者になります」
恐らく自分は、赤井のような格闘技を身に着けても、体格的に大したレベルには至れない。推理力も、恐らく自分はそちらには向いていないと思う。
工藤図書館(成実命名)の蔵書を読んでみても、その作品自体は面白いとは思うが、新一のように自分で推理したりしようとは思えないのだ。トリックより、人間関係の方などに興味を惹かれるし。
「そう。成ちゃんがそう決めたのなら、私は何も言わないわ。でも、ワトソンって、とっても優秀よ」
「解ってます。ホームズには及ばなくても、彼も一般人よりはずっと優秀なのは」
それでも。
結婚などはともかくとしても、成長しても、新一が大人になっても、彼の隣を誰かに譲りたくはないのだ。
そんな成実の横顔を見ながら、有希子は少しばかり心配になった。
“こんなに新ちゃんに傾倒しちゃって、大丈夫なのかしら?”
確かに、新一のストッパーやフォロー役の一人になってほしいと期待はした。
けれど、新一の隣にいたいが為に、人生の選択を決めてしまう程になるとは流石に予想外だ。
“まぁ、蘭ちゃんみたいに甘え倒す為じゃないのは、解るけど”
これは、一度優作とも話してみた方がいいかもしれない。
その夜、新一と成実が大浴場に行った後、有希子は早速それを優作に相談した。
「そうか。私達の予想以上に、彼は新一を気に入ってくれたようだね」
「それはいいんだけど…まるで新ちゃんがいなくなったら、それだけで息も出来なくなりそうなのよ」
「ふむ。喪った家族の場所に新一が入り込んだ形かな」
そうだとすれば、それは確かに新一の存在は自分達が思う以上に成実にとって重要なものになっているだろう。
「暫く様子を見て…場合によっては真実を話した方がいいかもしれないね」
「逆行の事?」
「ああ。それで彼がどうするかは、彼次第だが…」
怒るだろうか。
悲しむだろうか。
それを越えて、尚新一を愛してくれるだろうか。
ただ、彼がどういう道をとろうとも、それで自分達が彼を見切る事は有り得ない。
まだそれほど時間は経っていないが、成実の事は彼自身をきちんと見て愛している。たとえ彼が、自分達の(勝手な)期待に応える事がなくても、それは変わらないのだから。
だって彼は、新一が語った通りの「綺麗」な人間だったから。
「それで、赤井君はどうだったんだい?」
「逆行はしてくれたと見て、間違いないわ。でも…なんて言うのかしら」
「ん?」
「どうもね。成ちゃんと張り合ってる部分があるというか…新ちゃんの取り合いめいたような感じがあったわ」
「それはそれは」
こちらはある意味、期待通りと言うべきか。
すぐには無理だとしても、出来るだけ早い内に顔を合わせてみたいと思う。
赤井vs成実、不発(^_^;)
