プラントの一般民衆の薄情さをつらつら書いてきたけど
一番ひどいのはラクスに対してだよねぇ。
神視点で見てる視聴者だから解ってるのは当然。
そう言われればそれまでだけど
よくもまぁ、アレを「ラクス・クライン」だと認識できるよね。
あんな「体だけが取り柄です」みたいな衣装を着て
媚び媚びの甲高い声と甘ったれた話し方。
何処にでもいるような男受けを狙ったアイドルじゃん。
あんなのを『英雄』と思えるのかい?
ラクスをよく知らない地球の住人ならまだしも
プラントの人間が、アレをラクスと思えるのが凄い。
最高評議会議長のお墨付き、だからかもしれないけど
そもそもラクスはプラントを追放された人間だっての。
その情報がシャットダウンされてる上に
前大戦後、ラクスの動向を気にしなかったから知らないんだろ?
ラクスがラジオを通じてゲリラ放送を敢行してた時
ラクスのポスターが破られてるカットとかあったし
絶対まともにラクスの言葉聞いてなかっただろ?
シーゲルが当時の政府(選挙によって、だ!)に
殺害された事とか、都合よく忘れ去ってるだろ?
自分達がラクスに対してどんな仕打ちをしたか忘れて
無条件に愛され、『英雄』として守ってくれるって
よくそこまで図々しく思えるよな。
散々こき下ろしたルナマリアでさえ「ミーアのラクス」に
違和感を持ったってのに、
あんな知性も品性も感じられないような
「デュランダルのマリオネット」を
「ラクス・クライン」として崇めて、その存在を利用しまくって
敗戦したら「助けて下さい、ラクス様」って、何だそれ。