さて、容量が増えた事で「ふっかつのじゅもん」による
セーブが出来なくなって
セーブ方法がバッテリーバックアップに変わったのがⅢ。
これにはDQユーザーは歓喜した
もう、あの面倒なじゅもんの書き写しをしなくて済む。
じゅもんが違ってプレイ時間がパーになる事が無い、と。
だが、Ⅲにはそれ以上の恐怖が待っていた。
「さぁ、続きをプレイするぞ」とウキウキしながら電源を入れた瞬間
真っ暗な画面になり「デロデロデロデロデ~」という呪いの曲と共に
「お気の毒ですが冒険の書○は消えてしまいました」の
白抜きメッセージが出た瞬間の絶望
Ⅱまでの数時間のプレイ時間どころではない。
全データが吹っ飛ぶのである。
たとえ虹の橋をかけ、ゾーマとのラスボス戦を残すのみ、
な状態であっても、消えた以上どうしようもない。
またlv.1からやり直しである。
勿論、そう頻繁に起こるものではない。
ただ、バッテリー電池が劣化するにつれ起こりやすくなるので
下手に中古を買うのは危険であった。
尤も、当時は今のように中古ショップが溢れていた訳ではないが。
流石にWii版では
「リセットボタンを押しながら、電源を切る」と言う行為は
再現できていまい。
何せ「リセット」である。
慣れるまではこれもドッキドキだったなぁ。