両親を揃って亡くしたため、東京の大学を中退し、自閉スペクトラム症の弟の面倒を見るために故郷に帰った兄・洸人。
弟・みっくんと洸人は、ルーティンどおり穏やかに、凪の生活を送っていた。
兄弟のもとに、ある日、ライオンと名乗る見ず知らずの5歳児がやってきて、凪の生活に嵐が巻き起こる。
5歳児は行動が読めないため、同じ時間・行動パターンの生活を好む美路人は、混乱します。
また兄は、この子供は誰なのか?なぜ「ライオン」なのか?悩みます。
10代のときに失踪した姉・愛生と息子の死亡報道という小さなミステリーから始まりました。
先入観なしで見始めましたが、柳楽さんの安定の演技力と、初めてすごい役者さんだと認識した坂東さんの自閉スペクトラム症の演技に引き込まれた。
指先目線だけでなく、微細な表情の変化や足指の動きまで丁寧に演じられていました。
私の周りには障害を抱える方が居なかったので、恥ずかしながら知りませんでしたが
彼らは感情が表には見えにくくても、もしかしたら、伝える術を知らないだけで、優しさや思いやりは、健常者以上に持っているのかもしれませんね。
最終話で、大好きなお兄ちゃんが何も言わず、自分見直しの長いお散歩に出てしまいました。
ずっと一緒にいて、これからもずっと一緒に暮らすと思っていたお兄ちゃんが、お迎えにこなかった。お部屋にもいない。
美路人はパニックになります。
「お兄ちゃんは僕が面倒くさいからいなくなった?」
ボロボロ涙が出てきました。
自分のせいでいなくなった。と悩む姿
いつも自分のことを一番に考えてくれている。と知ったときの、なんとも言えないかなしそうな顔
切ないですね…
自閉スペクトラム症に限らず、人には犬のようなお鼻はないので、言葉にしなければわかりません。
みっくんの才能に嫉妬しながらも、自分のこと以上に優先し大切に思い、自分がいなければ。と一緒に暮らしてきた。
けれど、みっくんがいなければ、自分には何が残るのか、、
ヤングケアラーと言ってしまえば、犠牲の上に成り立っているもの。
という印象が強いですが、犠牲心だけでは、きっと、強い絆は生まれない。
もう一度最初から見直したい秀逸な物語です。
見ず知らずの相手でも
悪意に接すると、途端に疲れてしまう。
押し退ける
ぶつかる
ぶつけられる
押される
東京では日常茶飯事だけれども、それでも慣れない。
先日も、目の前の席の方が降りたので、横に少し避けて通し、座ろうとしたところ
後から乗り込み、隣に立った儚げメイクのお姉さんが、背中ごと私を押し退け無理やり私の目の前の席に座りました。
よほど疲れていてねむいのかな?と思ったら、ずーーっとスマホ。
マスクの上半分は、しかもまだ若そう…
恥ずかしくないのかなぁ……
今日はお月様がきれいだなぁ
と、気分よく会社を出られたのに
一つのかなしい出来事で、一気に残念な気持ちになりました

