JAZZと太陽 -30ページ目

JAZZと太陽

VINTAGE CLOTHING & JAZZ VINYL & OTHER
千葉県柏市、もちづきのブログです。

こんばんは。


授業が始まってからめっきり忙しくなって、

更新する暇が全然見つけられなくなりました。。ごめんなさい。

<でも、日曜日は早いので、更新できます(^^ >



それでも、古着に関しては、お財布に余力がある限りはよさげなのを継続してチョイスしてるので、

ここのコーナーの枯渇は当分はないと思います!



今日のネタは、


VINTAGE CLOTHINGコーナー久々の上モノですな

1点じっくりレビューするのは久しぶりだ!




VINTAGE-1950's Russel Southern スウェット 前Vガゼット



はい!


50年代スウェット、入荷しました!


50年代までは分厚い布質なんです。
それが魅力。
60年代からは、どんどん薄くなっていきます。


背面はこんな感じ。




ハーバード大学のスーベニアスウェット。

うん。あのハーバードです。


・・・今思ったんだけど、この時代にスーベニアってあったんかいな?

ただの体操着かもしれないですね。


カレッジスウェットは相変わらず人気が高いですねー。


じゃあ、ざっくりディテールを見てみましょう!


先ず、50年代までのシャツ・ジャケット・スウェットetc...の特徴として、押さえておきたいポイント



50年代までの袖に多く見られる特徴として、

袖がボディと垂直に付くのです。

こうして伸ばして見ると、文字通り、T字に袖が開くので、識別しやすいはずです。


それが、60年代以降になると、肩の形を考慮して、↑型の袖の付き方が非常に多くなります


参考までに、Championのアーリー80’sのスウェットの画像を。。


ね?


上矢印の形をしているでしょ?


袖の付き方は、

50年代までは、T字型

60年代以降は、上矢印型

これは要チェックです!!




次に、50年代のスウェットにおける重要なポイントを見ていきます。


先ずは、前Vガゼット。



ガゼットとは、襟元に付く三角形のディテールです。

V字の形をしているから、Vガゼット。単純な話です笑

このディテールは、50年代までのスウェットに見られるもので、
ヴィンテージスウェットの世界では根強い人気があります。


ガゼットは、特にデザインを意識したものではなく、
汗止め・補強のために採用されていました。



50年代のガゼットは、スウェット生地の上に、三角形の布を上から縫製していく(4本針ステッチ)タイプで、

『貼り付けガゼット』って呼ばれたりします。…?呼ばれてんのかな?定かじゃないです笑
この年代特有の四本針ステッチで縫製されます。




こんな具合です。


一方、40年代のガゼットは、スウェット生地のガゼット部分を切り抜き、
そこに三角形の布を当ててやる工程(2本針ステッチ)
が採用されており、

『はめ込みガゼット』と呼ばれています。

こっちは呼ばれてます笑 しっかり、『はめ込みガゼット』って呼ばれてます笑

文字で説明するのは難しいので、興味ある方は検索してみてください(笑

60年代になると、ガゼットの付いたスウェットは激減します。


また、40年代のスウェットには、ガゼットが前面ボディと後面ボディの両方に付いているものも存在しているので、これらは『両V』と呼ばれます。


一方、50年代のように、前面にのみガゼットがついているスウェットは『前V』と呼ばれます。




もう一つの大きな特徴は、胴リブが、割らないで、一本の筒のように縫製されているところ。
これ、初めて見ると、本当に驚くよ!
「一体、どうやってこのリブ作ってるんだろう」って。。
ここも4本針ステッチ50年代の特徴です。
40年代2本針ステッチが多いです。


ところで、基本、50年代まではリブが長く取られている(10cm近い)んですが、
このスウェットは短いです。なぜ??
購入の時、タグとディテールの大まかな識別で50'sと断定しておいたんですが、
リブの長さがどうも心残りでした。
おそらく、サイズが小さいから、リブが短く取られているんだと憶測してます。。




さ、タグを見てみます!




輝くMADE IN U.S.A.!!!


うーん!ヴィンテージの醍醐味!!

このタグ、ブランド名が一切書いてないのですが、


Russel Southern(ラッセルサウザン)製という説が有力なので、
この記事ではラッセルサウザン製として紹介しておきます。


その理由の一つとして、このタグの下に、『WPL-7232』っていう表記が見られますね?

この、WPLという表記は、当時ラッセルサウザンで使用されていた品番管理コードみたいなもんなんです。

なんか、ミルスペック識別みたいな話だな笑


ラッセルサウザンは今も在るラッセル社の前進ですね。
1930年代にベンジャミン・ラッセル氏がサウザン・クロッシング社を設立。
アスレチックアパレルブランドとして誕生しました。



見て!このタグの状態!!
このタグがここまで綺麗に残ってるのって、珍しいでしょ??


このタグは下からほつれてボロボロになっちゃってるのが多いんだけど、
見事に、綺麗に残ってます!


ちなみに、生地の状態も最高でした!!!
NOSとまでは行かないまでも、ニアミント、デッド程度の位置づけでも問題ないかと(^^



更に!!
混紡が素晴らしいんだ!!!

コットン繊維が87ハーフ、ポリエステルが12ハーフ

限りなく、88/12に近い!!
肌触りも、ややさらっとしている、あの質感そっくりです!
チャンピオンの88/12の方が、もうちょっとさらっとしてるかな。

なぜかっつーと、

チャンピオンの88/12は、レーヨンが12%。

こっちは、ポリエステルが12%。
にしても、いい肌触りです。ほんとに。
コットン100%になると、ふわっとしちゃうよね。






後ろ面の『HARVARD』の文字は、ラバープリントで行われています。


ひび割れもなく、良い状態!

ラバープリントが乾燥するときには繊維が縮むので写真のように、文字部分が波打つんだけど、

そんな話はどうでもいい。。







今回の買い付け、非常に迷いました。。

70's、チャンピオンのバータグフロッキープリントのスウェット(L)と、
この50's前Vスウェット(S)。

一時間くらい悩んだんです。

このスウェットが、Mサイズだったら、即決でこちらを買ってたんだけど、
これがSサイズだったから・・・


というのも、



このスウェット、着れないんです。


小さすぎて。


バータグスウェットだったら、ジャストで着れたんだけど・・・
予算的にはどちらもカツカツだったんで、1着しか選べず、

こっちを選びました。


要するに、着れない服を買ったんです



購入価格も、状態を考えると安かったし、
初期投資として考えると、こっちのほうがバリューが高かったから。。


でもね、ヴィンテージって、そういうものだと思うの(笑

なんというか、


話すとこれも長くなるんで、


馬鹿にはわかると思います(笑




そういう馬鹿と友達になりたいです。

待ってます(笑



では。



こんばんは!

もちづきです!







VINTAGE-SHIRT,MAN'S,COTTON SATEEN,OG-107(1965)


今回、実験的にディテール紹介を雑誌風イラストで割愛させてもらいます。

以降続く文章は、このイラストに目を通した前提で進めていくのでご容赦くださいませ。。

今の時代って、スマポで拡大とか出来るんですよね?ガラケーだからよくわかんないけど。

是非、このイラストを保存して、古着屋で役立ててもらえたらなって思います。







コントラクトナンバー付近。


67年まではコットン繊維のため、ウォッシュして使い込むと袖周り等にジーンズのようなヒゲ落ちが現れます。




背面


ポケット周りがダブルステッチで重厚です。僕は3rd大好きです。



つーことで、実験的な雑誌風記事の第一号、どうでしたか?

めんどくさいので、やになったら辞めます。



そして次回、このコーナーでは…

N-1 デッキジャケット特集!!!!




F&E誌をご存知の方は、この次回予告のサワり方に見覚えがあると思います(笑

F&E大好きなんです(笑 ごめんなさい(笑


特集記事は土曜日の予定!!

このブログの威信をかけて書きます!よろしくです!

こんばんはー。


友達が皆に1枚ずつ配ってくれたポテトチップスの味があまりにも美味しくて、

もう一枚ねだろうと思ったけど申し訳なくて口に出せないまま、

その日を終えてしまった中学時代を思い出したもちづきです。



えーっと、(笑



今日も1着ですね(笑

なんというか、このコーナーをおざなりにしていた感が否めないので、充実させてかなきゃいけませんね。

未だ、辛うじてネタはあるんだけど、書く気力が沸かない・・・




VINTAGE-LEE OVERALL(hickory) (70's)


可愛いですよねー。オーバーオール。

大好きです。

といっても僕、今これとラウンドハウスのしかもってないんで、あとはBIGMACとKEYとHEADLIGHTのオーバオールが欲しいなあ。大人になったらだな。

HEADLIGHTはいい会社ですよー。変形ポケットのカバーオールといい、金具のデザインといい、飾らないチェンジボタンといい、機関車フェチのツボをしっかり押さえてます。



では、オーバーオールについて、鉄道の話を交えながら簡単に説明していきましょう

というのも、俺が鉄道好きだからでなく、オーバーオールを語る上で鉄道がマストなのです。


先ず一言で、『作業着』。このプロポーションからも想像つくと思いますが、元は作業着です。

というか、今も普通に使われてるし(笑


1800年代後半~1960年代くらいにかけては、アメリカの交通網は鉄道で成り立っていたようなもの。

ハイウェイなんてものが本格的に整備されていたわけでもなく、長距離の物資輸送は鉄道でなければ成り立ちませんでした。

アメリカの鉄道といえば、ながーい貨物列車を想像しますが、あれを当時引いていたのは大型の蒸気機関車です。

あっちでディーゼル機関車が採用されたのが1930年代だったかな(1920年代には既にドイツでは使われていたようです)?そんぐらいだから、30年以前は蒸気機関車王国でした。



サンタ・フェ鉄道の5000号機蒸気機関車。マダムクイーンという愛称で親しまれた車両。

長く牽引された木造の貨車たちが旅情をかきたてます。


蒸気の置き換えに導入されたEMD Fシリーズ ディーゼル機関車はサンタ・フェを代表する車両です。

奥で運転士(整備士?)のおっさんが休憩してます。

そのおっさんの作業着はずばり、オーバーオール。うーんいいね。そういう時代なのです。





ディーゼル機関車が導入される前の、蒸気機関車の時代、鉄道業界は非常に過酷な労働でした

特に機関車の整備は入念に行わなくてはならないため、整備士人口も非常に多かったものです。

そんな時代のなかで求められたウェアというのは、

機能性に優れて

耐久性があって

尚且つ働きやすい 服。

こういった時代のニーズに応じて誕生したのが、デニム生地のカバーオールオーバーオールといったワークウェアです。

特に1920年台は『特許取得でアメリカンドリーム!』みたいな風潮が見られたため、

各社こぞって、実験的に使いやすさを追求した変形ポケットをステッチしたカバーオールを出しています。

自分たちの変形ポケットを特許申請して、いろんな会社が真似しだしたらボロ儲けだからです。


例えば、胸元に懐中時計が入れやすいように右胸側に5角形のポケットをつけたり、と非常に面白いです。

そんなワークウェアを着用する人が多い鉄道業界に真っ先に目をつけた会社が、HEADLIGHTROUNDHOUSEBIGMACといった、今なお名の残るワークウェアの名門。

そんな中にLEEもありました。



実はLEEは最初、高級調味料を販売していたブランドでした。

要は服とは一切無関係だったんです。


これが当時のLEEの調味料缶です。シナモンフレーバーですね。

(転載元http://page13.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r104099198 )


それが、1920年にワークウェアのシェアが急増したところに目をつけて、ハウスマークシリーズという、ワークウェアをいきなり発表

以後、それらがヒットを続け、いつしかワークウェアブランドにシフトしていったんです。

最早、発想の転換云々の話でなく、LEEの社長は頭がイカれていたとしか考えれないくらいの切り替え様。

だって、今で言えば、永谷園がいきなりジーンズ作り出すようなものですよ。

当時で言えば、「あ、永谷園のジーンズが売ってるよ!パパ!」なわけです。

でも、この時代を見る確かな洞察力が、今、LEEという会社を一台ブランドまでに成長させたのでしょう。





じゃあ、LEEについて軽くさらったところで、今回のオーバーオールを見てみます。


この、大きくゆったりと丸みを帯びたシルエットの前ポケットはLEEのオーバーオールの特徴です。

胸元に2つ、ももに2つ、後ろに3つのポケットが付きます。

近年のアイテムですが、基本的なデザインは当時とほとんど変化してないので、

あの時代が垣間見えたりします。



この、右胸のブランドロゴ、及び背面のブランドロゴで大まかな年代が識別できます。

右胸の場合、このアイテムのように、

LEEの文字のしたに『UNION MADE IN U.S.A.』と表記されているものは60~70年代製

ここが『UNION MADE』のみの記載ならば50~60年代製(R)マークがないものは50年代製です。



サスペンダー周りのデザインは流石といったところです。

これはサビサビでわかりづらいですが(この後ウォッシュしたら綺麗になったんですがかったるいので写してません)、彫刻が非常に綺麗です。30年代はアールデコ調なのかな?って勝手に妄想が膨らむ。

20~30年代のLEEのオーバーオールはボタンが打ち込みボタンで非常にかっこいいですよ。



背面についた2つの大きなポケットは非常に勝手が効いて好印象。

CDケースくらいなら軽く入ります。


背面ロゴでも識別ができるのですが、こいつはかなりややこしいので、僕の手に負えません(笑



おや?後ろポケットになにか付いてますよ?


おお!ユニオンチケットです!!

ユニオンチケットは、アメリカのヴィンテージ古着を語るにおいて外してはならないポイントです。


1920年代から、規制緩和へ向かう70年代末期にかけて、アメリカでは労働組合の団結力が非常に強かったものです。

様々なアメリカの会社はどれも労働組合を持ち、「国内生産国内消費」という、言わば地産地消の考えの下に団結していました。

アメリカは非常に国内意識が強く、

あー、日本の車が売れすぎてるー!ムカつく!壊しちゃえ!!

な国なわけです。

そういったアメリカの労働組合の考えがこの1枚のチケットを生み出しました


アメリカの会社はユニオンチケットを組合から1枚1セントで購入する。

アメリカ国内の会社でつくった商品にはユニオンチケットをつける。

労働組合員は、ユニオンチケットがついている商品を買う。

こうして労働組合は地産地消を組合員に徹底つけたのです。

そのため、20~70年代のアメリカの衣類の多くにはユニオンチケットがつけられています

ただ、リーヴァイ・ストラウス(Levi's)はこの考えに反対で、最後までユニオンチケットをつけませんでした


20~70年代までのLEEのアイテムなら、ポケットなどに必ずこれがついています

万一チケットが外れていても、チケットを縫ったステッチ跡が残っているはずなので、

LEEのヴィンテージを探す時には要チェックです。




どうですか?

なかなか、時代を知ることって面白いですよね。

特に、ユニオンチケットの話は男的にはかなりくすぐられる話だと思ってます。

フェチズムをくすぐられます。ユニオンチケットかっけーじゃん!

服にチケットついてるなんてかっけーじゃん!もっとほしー!!


僕は服を着るよりも、服を眺めている方が好きなので、

コーディネイトができません(爆

近いうち、ユニクロにスキニーを買いに行こうと思っています(核爆



では、今日はここまで。