こちらは新コーナーとなります、ビンテージのN-1デッキジャケットに特化したページです。
以下、2014年4月27日に投稿した記事を一部転載してご紹介します。
(ここから)
機能性が評価され、朝鮮戦争あたりまでNAVYで使用されていたモデル。
その無骨なスタイルに定評があり、ここ数年で急激に市場価格の高騰が続く。
状態の良いN-1ジャケットは数を減らし、ヴィンテージ業界では枯渇資源となりつつある。
当時、戦艦の甲板(デッキ)作業用として支給されたN-1デッキジャケット。
甲板上でオイルまみれになりながら、整備にあたった整備士たちの、いわばアイデンティティ。
戦火の裏にはいつも彼らが居て、これを着ていた。
N-1のディテールを軽くさらっていこう。
N-1は、全体のスペックとして、
N-1は1944年モデル、40’sモデル、50’sモデルの3タイプに分けることができる。
1944年モデル
N-1の最初期モデルは、1944年より支給が開始される。
最初期のN-1は、厚手のピケット素材が採用されている。
ライナーには、当時の最高級皮毛であったアルパカが採用されており、
アルパカの茶色い毛皮がN-1の魅力を数段高める。
極最初期にはネイビーカラーが採用されており、このカラーは1年のみの仕様だ。
バックプリントに白文字で『U.S.NAVY』とステンシルが入るものもある。
更に、当時のN-1はリブ、引き紐、尿素ボタンが黒色の仕様。
ジッパーはコの字止め・ベル型タロンが採用されている。
この時期のN-1は非常に希少で、実物が出回ることはほとんどない。
現在の入手は困難と考えていい。
1944年度製のタグのコントラクトナンバーはNXss。
40’sモデル
全体的なスペックは、1944年モデルと大差ないが、
大きな違いとしては、ネイビーカラーからカーキに変更される。
1944年度にみられたピケット素材は、40’sモデルの前期まで確認される。
以降はジャングルクロスが台頭していく。
また、40’sモデル前期~中期頃にかけては、袖先にもアルパカが植毛されていたり、
脇本にベルトループが取り付けられていたり、袖がダブルステッチであったりと、特徴が多い。
多くのブランドが復刻する、人気のモデルだ。
同じ40’sモデルでも、製造年度によってディテールは異なるため注意が必要。
当方の主観的に、40年代のN-1を前期型と後期型に分類すると、以下のとおり。
~40’s前期~
・ピケット素材
・袖先のアルパカ植毛
・脇本ベルトループ
・袖のダブルステッチ
~40’s後期~
・ジャングルクロスの台頭
・袖先のアルパカの省略
・脇本ベルトループの省略
など
(※あくまでも大まかな識別となります。
N-1は個体差が大きいため、前期後期のディテールが混在することは珍しくないです。)
リブ、引き紐、尿素ボタンはオリーブグリーンに変更。(一部モデルはブラウン)
ジッパーはコの字止めベル型TALON・コの字止めベル型CONMARである。
ライナーもこの時期までは100%アルパカ。
胸元に入る『U.S.N.』のステンシルは幅狭のフォントだ。
1945年度製のコントラクトナンバーはNXsxとなるので確認されたい。
50’sモデル
先ず、50年代のN-1では、純粋なオリーブグリーンのボディカラーのアイテムが見られるようになる。
ライナーはアルパカとウールがハーフハーフの混紡繊維に変更。
ジッパーはこの時期から、コンマーのベル型(コの字止めでない)、TALONの角型、コンマーの角型といったジップが使われるようになる。
また、タグも、40年代の『製造+コントラクトナンバー+サイズ』のみの表記という簡潔なものと売って変わり、ライニング、繊維表示の加わった大きめのタグとなる。
(転載ここまで)
今回こちらのコーナーで扱うN-1デッキジャケットは、
40's前期型(下)
40's後期型(上)
の2種類となります。



















